帯状疱疹22 額のかゆみが耐えられない!
さあ、神経障害性疼痛の恐怖がやってきました!
ゆっくりと、でも確実に。。。
そう、目の上を襲うピリピリ感、ヒリヒリ感です。
日増しに酷くなります。
帯状疱疹後の神経障害性疼痛治療薬、リリカがある程度、このピリピリ感、ヒリヒリ感に良く効いたのですが、少しずつ痛みフェーズから痒みフェーズへ移行します。
額が痒くなるのです。。。
とにかく、夜、ベッドに入るとしばらくしてから額が痒い!痒い!痒い!痒い!痒い!
寝つきまで阻害するわけではないのですが、夜中にどうも掻きむしっているらしい。
掻きむしるので、不本意にも夜中に目が覚めたり、朝起きたら血が出るくらい掻きむしってたりと。。。
おじいちゃん(父)のミトンを思い出し、まずは靴下を手にはめて寝てみます。。。
ところが。。。
朝起きると、知らぬ間に靴下を手から外し、しかも枕元に綺麗に並べていました。
恐るべし、寝ながらも几帳面な私。。。
なので、夜中の掻きむしりは全く靴下では収まっておらず。。。
かみさんは「ミトン買ってこようか?」っと提案。。。
おじいちゃんのミトン、たしかに可愛いけど、なんだかあれに手を出したら敗北感が。。。
次に次男のスキーグローブを取り出して付けてみました。
靴下は容易に外せてしまいますが、スキーグローブなら手首をマジックテープで止められるので容易に外せないっという発想です。
これが効果てきめん!
夜中に外さず、なんとか朝を迎えることが出来ました!
とりあえず無駄な掻きむしりがなくなるだけでも額のダメージは抑えられる。。。
しばらくこの次男のスキーグローブで私の額を守ります!
それにしてもおじいちゃんのミトンもかなり効果があったはず。
おじいちゃんのは点滴の留置針やチューブの引き抜き防止でしたが、きっと私の額の痒みと同様、点滴部分が、痒いのかくすぐったいのか、そうとう違和感があったはずです。。。
でも、ミトンはなんだか悪名高き拘束帯の一部みたいで。。。なんだか嫌だった。
娘が開口一番に「大きな手袋みたいでかわいい」と言ってくれましたが。。。かえって変な説明しないですんだので本当に良かったです。
これ、病院のベッドで横たわってる方が大きなミトン付けているのを見かけると、「自由が奪われてるみたい」で、なんだか気の毒になるのですが。。。
こうして、私も数日間、スキーグローブのお世話になると、そういった偏見はすっかりなくなり、治療継続にも一役買っていて、当の本人が一番気持ちよく寝られるためのツールの一つなんだなっと。。。あらためて実感。
でも、もっともっと、おじいちゃんの生の手のひらを握りたかったな。。。
ミトンの取り外し、取り付けって、結構一苦労なので、あんまり面会時に取ってあげなかった。。。これが今になってかなり後悔してます。。。
みなさん、お見舞時にミトンは面倒でも取ってあげてくださいね!
そして生の手のひらをたっぷり握ってあげて下さい!
これが唯一の、貴重な、そして残された最後の「スキンシップ」になるのです。
ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーってね。