おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

プロローグ6 同居のためのリフォーム計画は…

No. 6 <2019年3月1日 私から娘へのレター> いろいろと葛藤はあったものの、家族のモチベーションを高めるための秘策として、狭いマンション暮らしを脱し、一軒家の実家の完全リフォームをすることを考えた。 ・広く十分な間取りで悠々自適のキッチンにリビ…

プロローグ5 同居の申し出を酒の席で

No. 5 <2019年3月1日付 私から次男へのレター> 「おじいちゃんの言動が怪しいのは、母が亡くなって話す相手がいないからでは?」と思い始め、かつ「子供3人のマンション暮らしもちょっと手狭になってきたなぁ。。」とも思い始め、かつ「これといった親孝行…

プロローグ4 母の死の3年後の様子

No. 4 <2019年3月1日付 私から長男へのレター> 母が亡くなって数年、我が家も3人の子育てに翻弄し、前向きな父は友人と旅行したり、食事に行ったり、マージャンを楽しんだりと。。。それぞれの生活に専念の日々が続き。。。 ただ、実家を訪れる度に、おじ…

プロローグ3 大好きだった母が昇天

No.3 <2019年2月24日付 私から娘へのレター> 母は、闘病というよりは運命に抗うことなく「すっと」亡くなりました。最後のコンサートを終えてわずか2ヶ月です。 実は病床中、母はおじいちゃん(父)に自分の好むお葬式の全て託していました。どの葬儀場に…

プロローグ2 ガンの母を支えるおじいちゃん

<2019年2月24日付 私から次男へのレター> 5年前に胃癌で全摘術を受けた母が再発。膀胱癌でした。。 つらい抗癌剤治療を続けるながら、予定していた年間コンサートをこなす母。壮絶な闘病を支えていたのはやはりおじいちゃん(父)。心配し、安静を提案する…

プロローグ1 元気だった頃の平和な父

No.1 <2019年2月24日付 私から長男へのレター> おじいちゃん(私の父)の介護の話に進む前に少しばかりプロローグを。 父は熱血理系商社マン、母は芸術肌の歌手(声楽科の大学教授)と真逆の性格でしたが、とても仲の良い夫婦でした。誕生日やクリスマスな…