おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活90 おばさんにも死相が。。。

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No. 158

<2019年11月10日 私から次男へのレター>

おじいちゃん(父)の話を続ける前に、再度、伯母の状況に戻ります。

我々が当時、「あっちこっちで対応してました感」が少しでも伝わればと願ってます。

 

おじいちゃんの深刻な状況と並行して、伯母の3回目の骨折&入院対応が続いています。

 

もう3回目なので、お見舞いのローテーションやオムツや尿モレパットの注文&搬入は手慣れたものでしたが、肝心の伯母の意気消沈ぶりが酷かった。。。

 

しばらくはお見舞にいっても、すっかり元気もなくなり、憔悴しきった顔。。。

いつもなら、我々がお見舞いに来ると嬉しそうに歓迎してくれて、「早く退院したいわっ」とか、「明日、退院するのよっ」とか、力強いわがままを発揮してくれるのですが、今回ばかりは違いました。。。

 

おじいちゃんの時と同じで、これでもかっというくらいの死相が。。。。

 

テレビカードを買ってきたし、イヤホンもあるよ!」っと言っても、一向にテレビをみようとしません。。。家ではあんなにテレビっ子なのに。。。。

 

「ロー〇ンで大好きな和菓子を買ってたよ!」っと言っても、一向に食べようとしません。。。このままでは私の風〇堂のケーキ三昧生活が再開できない。。。

 

挙句の果てに、主治医や看護婦さんからは、「病院食を全然食べてくれません。体重も激減していますし、骨折を治すにも栄養が必要です。このままだとリハビリもできませんし、筋肉も落ちて寝たきりは間違いなしです」っと。。。

「退院時に入所する老人ホームを探しておくことをお薦めします」とまで。。。

 

あれだけ閉口していたわがままも、無かったら無かったで寂しく、心細く、頼りない気持ちになります。

 

どーしたの? 伯母さん!

いつものファイトは?

 

もしかしたら、痛み止めが効いていて意識がもうろうとしていたのかもしれませんが、明らかに「生きる力」が抜けてしまったという感じです。

 

さすがに3回も骨折&入院を繰り返したら落ち込みますよね。。。

 

きっと、「なんでこんなことが私にばかり続くんだろう。。。」、「大っ嫌いな入院生活ばかりがなぜ。。。」、「もう、やってられないわ。。。。」って感じだったのでしょうか?

 

おじいちゃんもあんな感じだし、伯母さんもこんな感じ。。。

「2人を早く会わせないと。。。」っと私達夫婦は焦るのですが、どっちも動かすことができない。。。

 

少なくとも、子供たちには頻繁に来るように言っておかないと。。。

 

おじいちゃんと伯母さんのいつになくディープな様子見生活は続きます。