おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活50 いよいよ決断の時。。。

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No. 118

<2019年9月12日 私から長男へのレター>

さて、このおじいちゃん(父)転倒事件、伯母の再骨折事件の2つを約1ヵ月の間に経験した結果、私達夫婦の心はかなりナーバスに。。。

 

自分たちなりにはベストの方法を選択し、できるだけの時間を費やし、利用できる制度を全て駆使し、子供たちからの協力もこれほど得られたにも関わらず、この体たらく。。。

 

こんな状態では、数週間に1度のお楽しみ、「ちょい悪会」ぐらいでは全く収まらない精神状態に追い込まれました。。。

 

まず第一に、今までの方法が本当におじいちゃんにとって良いのか? 伯母にとって良いのか? 我々家族にとって良いのか?

 

理想であった家族みんなでワイワイ介護、もしかしたらおじいちゃんの認知症も改善しちゃったりして、伯母さんの骨折癖ももう少し辛抱すれば完治間違いなし! っと超楽観的にこの介護生活を考えていたのですが。。。

 

うーーーん、もうかなり年月が経っているけど全く改善しない。。。
いや、むしろ悪化しているぞ。。。

 

 

この現状にはほとほと呆れてしまいます。

 

おじいちゃんが検査入院していたT病院の精神内科の先生がおっしゃっていた「このままだと遅かれ早かれ家庭が崩壊しますよ」という言葉がいよいよ現実味を帯びてきたのです。

 

2人の転倒を経験して、もはやこれは間違いない。。。っと。

 

 

とういうことで、一度、介護の手段について白紙に戻って考えるべきと考えました。

 

「老人ホーム」という選択肢をきちんと向き合って考えなくてはと。。。。