おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活91 冷蔵庫の中が大変な事に!

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No. 159

<2019年11月10日 私から娘へのレター>

意気消沈した伯母ですが、日に日に元気を取り戻し、食欲も戻り、私の風〇堂ケーキ購入生活も一部再開することができるようになったのですが、どうも調子がいまいちです。

 

相変わらずテレビを見ようとしませんし、お見舞にいくと殆どが睡眠中。

おしゃべりもあまり弾まず、「もう、わたしはここで静かに死んでしまうんだわっ」っという雰囲気は変わらず。。。

 

あるいは、違う見方をすると「もしかして認知症?」っと思うことも。。。

 

これはかつておじいちゃんの断捨離シリーズで触れましたが、隠れた認知症を見分ける一つの方法が、冷蔵庫とゴミ箱です。。。

 

おばさんのベッドサイドの冷蔵庫がたいへんな事に。。。

 

開けるとなんとも言えない異臭が。。。

 

ストローの刺さったままの飲みかけの牛乳パックが数個。。。

差し入れに買ったプリンやゼリー、フルーツが食べかけで大量に放置。。。

お茶のペットボトルも飲み干す前に複数本の蓋が開いてます。。。

 

これは明らかに認知症への第一歩。。。。

 

おまけに冷蔵庫のスイッチが入ってないじゃないっ!!!

 

病院にありがちですが、課金したテレビカードに冷蔵庫利用料が引かれるタイプのシステムなのですが、これは実は私のせいでした。。。

 

伯母にとっては、さすがにこの冷蔵庫のシステムを使いこなすのは難しいので、私がお見舞時に5日間とか7日間とか連続利用のセットをしていたのですが、今回、すっかり忘れてました!

 

ということで、今回の入院、お見舞時の仕事の一つとして、冷蔵庫の食べかけ食料を必ず破棄するという業務が加わったのでした。。。

 

それにしても、この状況で伯母に「何か食べて行ったら? プリンもあるわよ」っと言われた時には困ります。。。

 

同情からつく嘘は認知症防止には良くないので、冷蔵庫のありさまをきちんと説明し、余ったものは病院食の配膳のあと片付けの時に一緒に破棄するか、看護婦さんに頼んで捨ててもらってねっと伝えました。

 

それでも、この「冷蔵庫に取っておく癖」は暫くなくならなかったのですが。。。