おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活109 お正月は勢揃いで!

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<2019年12月31日 私から娘へのレター>

さて、令和元年もそろそろ終了です。
今日は大晦日

今日の話は、一昨年の元旦ですね。
2年前の2018年の元旦。

 

おじいちゃん(父)と同居を始めたのが2015年4月から。
家のリフォームの準備やら、断捨離やら、本格的なおじいちゃんとの交流(介護の前哨戦)がはじまったが2014年早々でしたが。。。
同居はまだ丸3年しか経ってません。

 

 

その間、いろいろありました。

 

同居して1年間はリフォームした綺麗なお家で、おじいちゃんも孫たちに囲まれ平和な毎日が続きましたが。。。

 

1年後に伯母さんが関節置換術にチャレンジしてから、その後、多くの骨折入退院を繰り返し。。。
環境の変化も影響してか、おじいちゃんの認知症は徐々に進み。。。
神経内科で千鳥足や認知症の検査入院をしても、結局、原因が分からず。。。

 

伯母が入院で不在なので、できるだけデイサービスやステイの毎日へおじいちゃんの生活をシフトし。
その間も、何度か自宅での転倒事件もあり。。。
孫の手で孫を呼んだり。。。
「もしかして死んじゃった事件」もあり。。。

 

退院してきた伯母は、おじいちゃんの介護再開するも、骨折の回復を阻害したり新たな骨折を生んだりと。。。
それがきっかけで、遂におじいちゃんの老人ホーム入所を決断。。。

 

ところが、入所半年で嚥下機能が徐々に落ち、ついに誤嚥性肺炎で入院。
老人ホームのケアマネさんの機転で、ようやく難病指定「進行性核上性肺炎」の確定診断が。。。
申し込んでいた特養の順番が幸運にも回ってきたにもかかわらず、嚥下障害のための胃瘻設置の可否で悩み。。。
そして二度目の誤嚥性肺炎。
不本意にも胃瘻を通り越して中心静脈栄養へ。。。

 

回復の見込みはなく、自宅近隣のKS病院へ私用救急車に乗って転院。
ついに過労で私も顔に帯状疱疹が。。。痛い痛い1週間の入院。。。


おじいちゃん。。。

 

次第に。。。


声が出なくなったので。。。
手でニギニギコミュケーション。


その手も動かなくなったので。。。
瞬きコミュニケーション。

 

あっという間の4年間でした。。。

 

2018年の抱負を抱いて、いざおじいちゃんの病院へ!

 

伯母:「もう骨折入院生活はうんざり! おうちがやっぱり一番! ころばないようにリハビリもちゃんとしなくてはね!」

娘:「今年は中学受験! おじいちゃんも頑張ってるから私も頑張る!必ず合格する!」

次男:「来年いよいよ大学受験! AO制度とか、いろいろと準備しなくては!」

長男:「大学2年目。海外一人旅が面白くてたまらない。大学院進学のため勉強はしっかり。バイトのお金は全て海外旅行に!」

かみさん:「長男の大学受験と浪人リベンジ合格、娘の中学受験と3年連続受験の母。来年の次男を入れると4年目の受験の母ではないか! しかもおじいちゃん、実父、伯母の3人介護の嫁だ! 私って凄い!帯状疱疹のワクチンも打ったし大丈夫なはず!」

私:「帯状疱疹はえらい目に遭った。3年間のストレスは帯状疱疹で綺麗に吐き出した? 心新たにかんばるぞ! かみさんとの息抜きのためのちょい悪会も忘れずに!」

 

っという感じの話をベッドのおじいちゃんにちゃんとしたか、しなかったか。。。

 

とにかく2018年が明けたのでした。
おじいちゃん介護、4年目の幕開けです。