介護生活58 介護用おむつの達人
<2019年9月19日 私から娘へのレター>
さて、おじいちゃん(父)の老人ホームはオムツなどの介護グッズは全て持ち込み可でした。
そんなわけで、特にこの頃、オムツを買う頻度ったら人生最大!
大人用オムツなので結構重いです。
大量買いをした時は、重くて持ち込みが大変。
多い時は駐車場に停めた車を2往復します。
さて、みなさん。介護用オムツを買った事はありますか?
既婚者の中には、赤ちゃんオムツを買った事があるかと思いますが、大人用オムツは介護を経験したことがないと、なかなか取り扱ったことはないはずです。
初めて買った時は、ホームのスタッフに細かく仕様を聞かなかったので、ちゃんとした要望にお応えできず、かえって二度手間、買い直しの憂き目にあいましたが。。。
そう、用途によっていろいろな種類があるのです。
まずは形。
パンツタイプとテープタイプ。おじいちゃんのようにギリギリ起立ができる方はパンツタイプ。寝たきりの方はテープタイプです。もちろんおじいちゃん、就寝時にはテープ型も使っていました。寝ながら交換できるからね!
次に吸収量。
多ければ多いほど交換回数が少なくなります。が。吸収量の性能の良いオムツは高額ですし、ヘルパーさんへの負担軽減にも貢献。でも、あまり放っておくと不衛生なので注意です。子供のオムツも同じで、交換が結構おっくうで、ちょっと気を許すとパンパンになってますよね?
さて、ここの老人たちの場合は、就寝時のトイレ事情も考えて、夜は大容量のオムツを必要としてます。昼は小容量にしてうまく使い分けているのです。尿モレパッドを組み合わせるともう完璧です!
最後に消費者としては何個入りか?
同じ値段なら「5枚増量」を選びますし、同じ枚数なら小さくパッケージされたものを選びます。これらの視点は結構大事で、経済的だけでなく、オムツの補充回数や置き場所確保に大きなインパクトを与えるのです。
ということで、他に前にも紹介したビニール手袋や口腔内ケアスポンジ、ウェットティッシュにトイレットペーパー、歯磨き粉、便所洗浄用洗剤など。。。私の世代にはあまりなじみのない買い物も毎週するようになったのです。
さてさて、そんな生活を続けていると。。。
スーパーや薬局の前を通ると思わず「ここは他店より高いかな?」とか、「ここは品ぞろえが良いかな?」とか、「エリアNo. 1の安さかな?」とか。。。
お店に入って物色するのが日課になります(笑)
さらに、売り場に同じような購入者、特に同世代の男性なんかいると、なんだかとっても親近感。。。
購入している商品で、介護されてる方がどんな状態に至っているか想像できるようになるのです。
吸収回数が多いオムツをいっぱい買っていたら、特に夜間の自立トイレがかなり厳しい状況。
大量買いしている場合は、老人ホームか入院中か寝たきり。。。
そうそう、書くの忘れてましたが「男性用」、「女性用」、「男女兼用」もあるので、性別も分かってしまいます。。。
色々と組み合わせて買ってる方は、使い分けをするぐらいの熟練の方か、やはり老人ホームの方ですね。
ということは。。。
向こうも私の買い物をみて「ふむふむ」と想像をしているはず(笑)。。。
うーん、なんだかやっぱり親近感。
同志、戦友、兄弟、同業者って感じになりますね(笑)
みんな頑張れ~~!