おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活59 自治体がおむつを支給!

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No. 127

<2019年9月22日 私から長男へのレター>

おじいちゃん(父)の入院や老人ホーム入所の経験から、私は「オムツ買いの達人」を自負していたのですが、ふとしたことから自治体にオムツ支援制度がある事を知りました。

 

びっくり!

 

ネットで調べていると、私の住む自治体にもちゃんと支援制度が。。。

 

自宅介護の場合はオムツの現物支給として、

病院のオムツを使わざるを得ない場合は現金支給としての支援です。

 

7000円相当のオムツあるいは現金7000円支給が上限になっています。

 

これは非常に助かる制度で、以前にも紹介しましたが、市販のオムツを1ヵ月フルフルで使った場合、出費はだいたい15000円。病院への持ち込み不可で、フルフルに請求される場合はだいたい30000円ですので、7000円相当のオムツの支給あるいは現金はかなりありがたい支援になるわけです。

 

こういった制度、知らない方が多いのではないでしょうか?

 

ちなみに私達、今までの3人の介護で複数の病院やリハビリ病院を経験し、地元のケアマネさんとも十分なコミュニケーションを取っていたつもりでしたが、全くこういった「オムツ支援」があるなんて聞いてなかった。。。

 

東京の地元自治体が恵まれているのでしょうか??

 

オムツの注文は簡単。

自治体が指定するオムツ業者からカタログが送られてきて、前回紹介したように「パンツ型・テープ型」、「吸収量」、「枚数」、「男用・女用」、「サイズ」などを鑑み、必要なオムツを総額7000円内に収まるように選択するだけです。

もちろん、尿もれパッドも選択可能です。

 

既にお気づきかと思いますが、同時期に伯母が入院しており、その治療病院とその後のリハビリ病院もオムツ持ち込み可だったので、これをきっかけに2人分のオムツと尿もれパッドを自治体に請求することにしました。

 

だいたいこの自治体指定の業者が提供する「7000円分のオムツ」の量というのは、1人分で段ボール箱1.5個から2個。したがって、2人分を注文すると部屋が段ボールだらけになります。。。

 

もし、せっかく頂いたオムツや尿まれバッドを多忙で病院や老人ホームで補充し忘れちゃったら?

 

どうぞご安心を。その時は病院および老人ホームでは、臨機応変に1パックベースで有料で補充が受けられます。

 

私も2週間ほどうっかり補充を忘れことが何度かありましたが、そうなるとオムツ&尿もれパッド代が施設から請求されるのです。

 

問題なのは、在庫となったオムツ達が大量の段ボール箱となって部屋に溢れることです。

 

もちろん自治体支給のオムツ・尿もれパッドは注文ベースなので、在庫が溢れそうな場合は次回注文しなければ大丈夫なのですが。。。

 

この制度、家計的に助かるだけでなく、購入に行く手間、安い店を苦労して探す手間、重いオムツを家まで持って帰る手間が無くなったので非常に助かりました。

 

みなさんも、是非、地元自治体にこのような支援制度がないかご確認を!

 

 

そうそう。時々リサイクルショップで大人用オムツが出ているのも目にするのですが、「これいったい何だろう? ほんとに新品なの?」と思ってました。もしかしらたこのような余剰オムツを放出してたのかもしれませんね(制度上は転売は厳禁と思いますが。。。)。