おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活57 やっぱりここでも!

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No. 125

<2019年9月19日 私から次男へのレター>

おじいちゃん(父)、1~2週間に1度の老人ホームへの訪問生活が始まりました!

 

しばらく経つと、おじいちゃん、なんだかよくわからないパネルを首から下げている。。。

 

何だろう?

 

近づいて見てみると、「〇時〇分 トイレ」と。。。

 

直ぐに気が付きました。。。

 

「おっ、これはおじいちゃんの必殺技、トイレに連れてけ頻回バージョンだな(笑)」

「もう炸裂したかな?」

 

近くのヘルパーさんに聞くと、やっぱり。。。。

 

ヘルパーさん:「しょっちゅう、お手洗いに行きたがるので、前回行った時の時間を書いておくんです。」

私:「そうですか。。。良く分かります。。。我が家でもしょっちゅうありました。。。それにしてもちょっとこれはカッコ悪いなぁ」

ヘルパーさん:「でもこうやって書いておくと、さっき行ったばかりと伝えた時にすんなり聞いてくれるんですよ。。。」

 

なるほど~! その手があったか。

 

言葉で納得してもらうより、書いた物で自覚を促すという方法があったのですね。。。

 

これは目からウロコ。。。

 

創意工夫。。。

 

 

ただし、お部屋に戻ってからはやはり残念な事も。。。

 

おじいちゃん:「眠くなってきたなぁ。。。」

私:「家と変わらないね~。寝てばかりじゃん。」

おじいちゃん:「何だか腰が痛いな。。。起こしてくれないか?」

私:「はいはい。。。」

 

ご想像の通り、この後、このやり取りを数回続けるのですが、私の方が根を上げて。。。

 

私:「もう何回もやってるよ。もうこれでおしまい。」

おじいちゃん:「何だ。。。そんな事言わずに起こしてくれよ~!」

私:「だーめ。がまんがまん!」

おじいちゃん:「わかった」

 

と言って、おとなしくなると思いきや。。。

 

ナースコールをおもむろに摘み取って。。。

 

ピンポーン! ピンポーン!

 

ヘルパーさん(声):「どうしました?」

おじいちゃん:「腰が痛いんだ~」

ヘルパーさん(声):「はい、はーい!」

 

えっ、来てくれるんだ。。。

完全に甘やかされてる。。。

おじいちゃん、ドヤ顔だし。。。

 

ヘルパーさんが来るとテキパキ上半身を起き上がらせ、腰を揉み揉み。

おじいちゃん、気持ちよさそう。。。

 

私:「すみませんね〜」

ヘルパーさん:「いいでんですよ。いつものことですから。。。」

 

あーーーっ、ここでもやっちまってるのか。。。

かつて入院したT病院では看護婦さんからクレームを受けてたっけ(笑)。。。

 

どうやら、おじいちゃんの老人ホーム生活は、そんなに悪くはなさそうです。