おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

スピンオフ8 麻酔からさめる前の悪夢

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No. 108

<2019年8月26日 私から娘へのレター>

義父さん、手術後が大変でした。

 

麻酔からまだ覚めない時です。

いろいろと幻覚、幻聴が出てきたようです。。。

 

私:「手術、無事に終わりましたよ~!」

かみさん:「私もここに来てますよ~!」

義父さん:「おいっ、誰だこんな酷いことをしやがったのは!」

     「痛てえ、痛てえ、なんてことをしやがる~」

     「畜生! 痛てててっ。。。」

 

義父さんは普段、本当に穏やかな優しい性格で、怒ったりしたことを一度も見たことがありません。。。

 

我を前面に出すようなことは一切せず、周りの人が不愉快にならないように不要な一言も行動も絶対にしないというタイプ。

 

かみさんに似てます(笑)

 

そんな義父さんの怒りの言葉、酷い言葉使い、正直ビックリ!

 

しばらくして麻酔から覚めると、これまでの悪態を全く覚えてないそうです。。。

 

 

麻酔で脳内のいろんな感情の防波堤が決壊するようで、特にふだん我慢していたことが、決壊した防波堤から溢れる水のように、口からドバドバと出てくるのでしょうか?

 

こういう姿を見ちゃうと、もし今の自分にやましいことがあって、ここで全身麻酔を掛けられたら、余計な悪態をペラペラしゃべってしまうのかなぁ?

心底危険です。。。。

 

 

逆に普段から悪態し放題の方が手術後にどんな言葉を発するのかは興味深いですね。。。

 

実はおじいちゃん(父)はたいがい頑固なのですが、直腸がん疑いで直腸の一部摘出の手術をした時(結果は良性で問題なし)、術後は穏やかなものでした。。。

 

「大丈夫?」と問いかけると、「痛てえな」と一言答えるだけ。。。笑

 

私もかみさんも大きな手術を受けたことがないですが、性格が義父さん似のかみさんは、もしかして酷い悪態をつくのだろうか?

 

そんな姿は見たくないなぁ。。。っと思ったりしますよね?