スピンオフ10 なんと2度目の椎体骨折!
<2019年8月29日 私から次男へのレター>
義父さんの悲劇はここからが本番です。
ただでさえ80歳という高齢なのに、こんな大きな手術を受けることになり。。。
術後は術後で、心身ともに衰えているという時に術後せん妄にも悩まされ。。。
その上に容赦なく悲劇は起こるなんて。。。
なんという無慈悲!
原因は、またしても本人のちょっとした気のゆるみ。。。
最初の椎体骨折は、関節リウマチ治療のために処方されたステロイドの、骨を溶かすという副作用予防の薬(ビスフォスフォネート剤)をぜんぜん飲まなかったのが原因です。
では、今回はなんでしょう?
コルセットです。
そう、ぎっくり腰をやってしまった時に使うあのコルセット。
義父さんの場合、背骨をプレートとボルトで固定するという大手術だったので、術後の背骨を支えるため、かなり丈夫なプラスチック製のコルセットが必要でした。
もちろんその直前の数ヶ月間、全く身動きできない状態のため、ベッドで安静にしていたのですが。。。
3ヵ月を過ぎた頃にようやくベットの上で少し動けるようになり、その際に背骨を固定するためにコルセットを発注たのでした。。。
オーダーメイドでうん十万円もする高級品。
ところがそれをちゃんと装着してなかった。。。なんて事でしょう!
付け心地が悪いだの、蒸れてかゆくなるなど、いろいろと後日言い訳を聞きましたが。。。
ついにある日、背中が痛いと言い出し。。。
レントゲンを撮ると、前回あれだけ辛い手術で再建した1つ目の椎体は元より、なんと2つ目の椎体もグシャリと。。。
ちょっとだけ我慢してコルセットで固定していたからいいものの。。。
この大事なコルセットをちゃんと付けなかったばっかりに。。。
痛みはかなりなようです。。。。
先生によると、先に打ち込んだボルトも一部がユルユルになっているとのこと。。。
ちょうどバカになたネジと同じで、形だけ刺さっていて、すぐ抜けてしまう状態。。。
先生から真っ先に聞かれたのも「コルセットちゃんと付けてましたか?」という質問でした。
「もーっ、ちゃんと付けてなかったやんかーっ」とかみさんは横で激怒です。
でも、優しい先生は「もともと骨粗鬆症で骨がスカスカだったので、いずれはこうなってしまう運命だったのでしょう。。。」っと慰めになってない慰めを。。。
ということで、穏やかな(?)義父さん、さらに過酷な2度目の手術を受けることになったのでした。。。