おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活41 介護休暇があった!

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No. 95

<2019年7月27日 私から次男へのレター>

さて、伯母さん、おじいちゃん(父)が退院したのでしばしば平和の日々。

っとは行かず。。。相変わらずの介護との戦いです。

 

以前、ご紹介したように要介護3のおじいちゃん、かみさんのお父さん、要介護2に進級した伯母のお世話です。

 

みんな揃って移動は車椅子。

 

それにしても車椅子を発明した人って素晴らしい。
こういう人にもちゃんとノーベル賞をあげて欲しいですね。
人類の健康と福祉にどれだけの貢献をしてることか!

 

全然関係ありませんが、ノーベル賞は「物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済」を対象としてますが、「福祉」ってのも入れて欲しいですね!

そうなれば介護関係の方々も働き甲斐が倍増になるのでは?
優れたヘルパーさん、ケアマネさん、福祉事業や仕組みを発明した方、介護機器やロボットを発明した方、そんな方たちに感謝したいですよね。平和賞とか医学にカテゴライズされるのかな。。。?

 

 

さて、話を戻し、2人で老人3人の通院のお手伝い。
通常の月1度の通院の他に、退院後のフォローアップ通院があるので、この頃はとても多忙な日々でした。。。

 

会社もかなりお休みしました。人生で一番休暇を取った1年です。

 

そう、そう考えると神経内科の先生の声がこだまします。。。

 

「このままだと君、介護離職になるよ。。。」

 

「そんな~~」。。。っと、そんな憂鬱な気持ちも和らげてくれる素敵な制度が、実は私の会社にはあったのです。

 

そう、「介護休暇制度」。

 

年間10日間お休みを取得できます。つまり会社が認める取得可能な休暇日数にカウントされません。そして、なんとそのうち5日間は有給!

 

すばらしい!

 

これはしっかりと全て行使させて頂きました。

 

会社の上長や同僚にも、ここに書いている介護奮闘記について、普段からランチの時などに赤裸々に、かつ面白おかしく話していたので、みんさん惜しみなく協力してくれました。

 

ただ、わが社のこのすばらしい介護休暇制度、一つ欠点が。。。

 

対象が要介護の父母、兄弟まで。つまり伯母は対象外だったのです。。。

 

核家族化が当たり前の中、伯母を介護している家族って確かに珍しいかもしれません。


労働組合もここまでカバーするってことを交渉には入れてなかったのですね。。。
「要支援」の方も対象とすべきですね。

 

「要支援」の定義は、要介護に移行しないように支援の必要な方へのケアですから、ここを手を抜くと結局、要介護に早期に移行です。。。


今度、労働組合の方に提案しておこっと。。。。