おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

帯状疱疹26 プレドニン減量開始!プラセボ効果は使いよう!

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エピソード26

前にもご説明しましたが、プレドニンステロイド)は痛みや炎症にはとっても良く効くお薬でしたが、長期間服用し続けると身体にいいことがありません。。。

 

ですので、帯状疱疹発症時の最初の頃の目の腫れや激痛には非常に重要な薬になるのですが、必ず「減量して、最後に休薬」します。

 

しかし、私のこのステロイド減量作戦はかなり苦戦しました。

 

退院時には腫れも痛みも全くなかったので、「すっかり完治した」っと小躍りしていたのですが、退院後に始まったステロイドの減量にはかなり難儀したのです。

 

2週間ずつ用量を下げていくのですが、最初の1/3の減量で、既に涙がポロポロ、目も痛くて瞬きばかりで前が見えません。。。。

 

完全に仕事に支障が。。。

 

次の2週間はさらに1/3減量するのですが、殆ど目を開けていられず、周りの同僚からも心配される始末。。。会社にも行けない。。。

 

ここで、以前お話しした、病院に駆け込み「ステロイドちょうだい、ちょうだい」行動をとったのです。

 

つまり退院時に「すっかり治った!」と思ったのは完全に勘違いで、「薬が症状を押さえてくれていた」だけだったのです。。。

 

この症状がぶり返すことを「再燃」というそうです。


「再び燃える」ですから、どんな状態だったか想像頂けるかと。。。

 

ということで、もう一度、用量を上げて、今度は1/4ぐらいずつゆっくりと下げることに。。。

 

この時、本当に思ったことが「薬を飲むことの安心感」です。

 

人間、痛いとか苦しい時に自分では何もできないので、何かの治療を行ってくれると、それだけで安心して治った気になってきます。

 

これは良く言われる「プラセボ効果」というものです。

 

風邪をひいて、家で熱が37℃超えてたのに、病院では計ったら平熱になってることってありますよね?

 

お腹が痛くて、病院の救急に飛び込んだのに、何だか治っちゃったり。。。

 

私の場合、ステロイドがそうだったのかもしれません。
と言っても逆のプラセボ効果ですが。。。

 

つまり、「飲まないと病気がぶり返すような気」になってる。。。
それが「再燃」の引き金だったり?

 

 

なので、友人とも話しましたが、ステロイドの減少にニセの飴ちゃんでも混ぜて、気が付かないうちに減量してくれれば、薬は飲んだ気になっているので再燃も起きないのではっと。。。

 

「減量用プラセボ薬」みたいなものを開発したら売れるのかな(ぐぐると、そういうものは既に世の中に出ているそうです。。。)

 

先にも触れましたが、ステロイドはいつか投薬を中止しないと身体に悪い場合が多いので、結構、「休薬できなくなったらどうしよう」っとこの頃になって真剣に悩み始めました。

 

 

とはいえ、数週間後、何とか減量は成功し、今日にいたっております。
まぁ、症状の回復にはやっぱり数ヵ月は必要だったってことですね。。。薬で抑えるのではなく。。。

 

いろいろとご指導いただいた、優秀な先生方にはほんとうに感謝です。。。