おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

帯状疱疹27 パパの治療には多くの人の協力とお金が。。。

f:id:oohiratt:20191221094113j:plain

エピソード27

さて、ようやく帯状疱疹編の最終回です。

 

ここまで、昔に書いたハガキの転用でしたので、文章のみのラクラクブログ生活でした。いろいろと参考になった、あるいは将来、帯状疱疹になった際にご参考にして頂ければと思います。

 

最後の子供達へのハガキは、私の帯状疱疹の治療で活躍したお薬の成り立ちについて説明したものとなってます。

 

あらゆる手段を駆使し、どこかの国の土だったり、研究室内で合成したり、細胞を培養して見つけ出したり、そこから何万という「薬の種」を見出し。。。

 

何万何千もの動物たち、ラットやマウス、イヌにサルの犠牲の下、毒性が少なく、有効性のある「薬の種」を絞り込み。。。

 

その絞り込んだ数個の「薬の種」で、こんどは慎重な計画下、ボランティアの方々の協力で治験を実施して、ヒトでの安全性と有効性を確認し。。。

 

並行して、その「薬の種」を安く、一定の純度で、いつも安定的に供給できるように、工場での製造の調整が進み。。。

 

最期に厚生労働省が承認して初めて私達の元に届きます。。。

 

私達の手元まで無事にたどり着いたお薬ってエリート中のエリートですね。

 

今回の帯状疱疹で私が使った薬を数えると。。。

 

眼科で4剤。

皮膚科で5剤。

神経内科で4剤。

 

計13剤です。

 

これでようやく私の治療ができ、完治に至りました。。。

 

ただ、どなに良いお薬も、人によっては効かなかったり、副作用が出たり。

最期には、やはり処方してくれる、お医者さんの知識と経験、判断に左右されるのです。

 

適切な薬を選択して、治療にあたって頂いた先生方には感謝です。

また、このような有効なお薬を作ってくれた製薬会社にも感謝です。

そして、保険は3割負担、残りの7割を負担してくださった保険組合のみなさまにも感謝です。

 

おかげさまで入院中にいろいろな振り返りが出来ました。

 

入院中のおじいちゃん(父)や伯母さんの気持ち、不便な生活を送るってどんなことかの実感、かみさんの素晴らしい頑張りと子供たちの「元気」への感謝。。。

 

得たものがいっぱい。

 

 

やっぱり、ただでは倒れませんよ!

 

そう考えながら、おじいちゃんの最後の介護に向かうのでした。