おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活65 コンビニの和菓子も制覇

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No. 133

<2019年10月10日 私から長男へのレター>

風〇堂のケーキに引き続き、制覇ネタ。

 

伯母が入院中のK病院には当然コンビニがあります。

 

週1回のケーキ以外にベッドで食べるおやつが必要となります。

 

入院したことがある方にはわかると思いますが、退屈な入院生活、おやつが一番の娯楽ですよね。

 

伯母の場合、今回は結構落ち込んでいて、入院中、テレビも新聞も雑誌も読まず。。。

このままではボケてしまうと。。。

 

そう、以前も触れましたが入院中に老人はかなり認知症様の症状を見せます。

 

例えば、伯母の場合は、何のための入院かが分からなくなったり、明日退院と言い張ったり、回診のドクターが来ないと怒ったり、リハビリなんて何もしてくれないと怒ったり。。。

 

そういう意味でも、口をくちゃくちゃ動かし、美味しい、甘いという感覚、アドレナリン分泌による興奮状態、血糖値上昇による脳の活性化。。。

 

脳の覚醒、ボケ防止にはもってこいなのは、やっぱりお菓子ですね。。。お酒よりも百薬の長です。

 

ということで、伯母のリクエストに従い、お煎餅などを差し入れます。

 

でもやっぱり和菓子が好き。

高齢者には懐かしい味、昔のぜいたく品。

 

これが今はコンビニで100円程度でゲットできるのです。

しかも種類は豊富。

 

大福、どら焼き、饅頭、羊羹、お団子。。。きんつばだってあります。

持っていくと大喜び。。。

 

1日2個として10~12個ぐらいを週1回にまとめ買いするのですが、早い時には数日でなくなります。。。

 

ところが3日で平らげちゃう時も。。。

 

伯母に「早く食べすぎじゃない?」っと尋ねると、なんと看護婦さんやお隣さん、お見舞いに来てくださった親戚にお裾分けしているとの事(本当なのか妄想なのかは最後まで確認出来ませんでしたが。。。)

 

なるほど、和菓子は伯母さんの外交政策に必要なツールだったのですね。。。笑

 

 

次にカットフルーツ。

 

今時の病院食には必ずフルーツが1日1品はあるのですが、口の中をさっぱりさせるにはやっぱりフルーツが一番!

 

こちらも伯母には人気の一品です。

 

特にパイナップルが絶品。

私も分けてもらうのですが、甘い甘い!

 

最近のカットフルーツはリンゴもミカンもパイナップルもお味に外れ無しです。

丸ごと買うより、砂っぽかったり甘くなかったりと、外れがなくて良いです。

 

ということで、K病院の地下にあるコンビニに陳列する和菓子とカットフルーツは全て制覇しました。

 

変な満足感と達成感。。。

介護者にしか味わえない感情ですね。。。