おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活97 特養は断念。。。

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No. 165

<2019年11月17日 私から娘へのレター>

KD病院でのおじいちゃん(父)の様子と主治医のお話から、かなりの動揺と頭の中の混乱に悩まされていたのですが、小さな問題から、出来ることから1つづつ解決していこうと思い始めました。。。

 

まず、嚥下障害はなくならず、胃瘻にもなれず、中心静脈栄養という医療介入になってしまった今、特養に入れなくなったのは間違いないということで、申請のキャンセル手続きをしました。。。

 

私にとっては痛恨の極み。

 

遠方のリーズナブルな料金の老人ホームを選択したのも、いつかは近所の特養と考えていたからであり、やっと半年ほど経って順番が回って来たのです。

 

「あとちょっとで手が届いたのに。。。」

 

いつもの担当の職員さんに電話をし、ここ数週間の出来事をお伝えすると、ひどく気の毒そうに、かつ残念そうに私からのキャンセルを受けて頂けました。

 

以前のエピソードでも紹介しましたが、面接では私もかなり泣きの一手で挑んだので、先方も我が家の家庭環境をよく覚えていてくれていました。

 

毎週毎週私のような方と何十人も面接し、それぞれの家庭環境も把握されていると思いますが、その何百人中の私の事など、どのくらい覚えていてくれてるんだろう。。。と思ってましたが、資料を片手にだとは思いますが、いつも良く覚えていてくださって、本当に今でも感謝です。

 

せっかく順番も回ってきていたので、あとは具体的な入所の手続きのみと思って楽しみにしていたので、本当に残念。。。。楽しみだったのになぁ。。。

 

もし入所していたら特養のアレコレもこのブログで紹介できたのになぁ。。。

 

特養の職員さんもこういったケースには慣れていらっしゃるとは思いますが、色々な困難に前向きに対応してくださいと、また機会があればいつでもいらっしゃってくださいと、優しい言葉を掛けてくれました。

 

それにしても特養、おじいちゃんも20人くらいの順番待ちをかなりひとっ飛びに順位を上げてましたが、おじいちゃんのような事態になった方が間にたくさんいたって事だったのですね。。。まさか我がおじいちゃんも同じ境遇になってしまうとは。。。

 

ということで、特養の職員のみなさま、本当にありがとうございました!