おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活75 おじいちゃん肩の硬直。。。

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No. 143

<2019年10月24日 私から次男へのレター>

さて、この頃あたりから老人ホームのスーパーケアマネさんから折り入って報告が。

 

おじいちゃん(父)の肩が硬直してきている。。。?。。。らしい。

 

老人ホームを訪ねた時に詳しく聞いてみました。

私:「首が硬直って、いったい何ですか? 老化現象でしょうか?」

ケアマネさん「いやいや、何かの病気だと思います。」

私:「首が硬直するとどうなるのでしょうか?」

ケアマネさん:「首が硬直すると頭全体が後ろに反っていきます。そうなると食べ物や飲み物の呑み込みが難しくなるのです。。。」

私:「食事が、以前よりちゃんと食べられなくなった理由の一つなんですね?」

ケアマネさん:「そうです。高カロリーゼリーで補給はしていたのですが。。。」

私:「これからどうなりますか?」

ケアマネさん:「まず、呑み込みにくいってことは、イコール誤嚥性肺炎への第一歩です。既に、おじいちゃんにお食事のお世話をしているスタッフが、喉に詰まらせるのではないかと毎回怖くてビビってますよ。」

私:「何かリハビリとかで治るんですか?」

ケアマネさん:「進行性の病気のようですので、悪化の一途だと思います。」

私:「どうしましょうか?」

ケアマネさん:「少し様子をみて、必要なら病院に診てもらいましょう。」

 

この時、ケアマネさんはある病名の病気を疑っていると私に話してくれました。

 

私も、この時はさらっとしか聞いていなかったのですが、看護婦出身のこのケアマネさんは、既に何の病気が一番疑わしいかが分かっていたようです。

 

当の私は「難しい名前の病名だった」くらいしか記憶に残っていませんでした。。。

 

それにしても、おじいちゃんを老人ホームに入れる際、伯母が「そういうところに入ると直ぐに死んじゃうのよ」っと不吉な事を言ってましたが、今回のおじいちゃんの話を聞いて、現実味が出てきてしまいました。。。

 

<私の心の声>

「進行性の病気」って何んだ?

認知症の他に何か深刻な病気を持っていたの?

病院で調べてもらったら、ちゃんと治療法があるかもしれない?

 

なんか、もう一つ不安の種が増えて、気持ちはどんよりします。。。

 

それにしても、看護婦出身のスーパーケアマネさん、本当にいろいろとご存じで頼りがいがあります。

 

たくさんの入居老人の一人一人の体調をきちんと把握し、心配し、正確に家族に報告するなんて、本当に素晴らしお仕事、ご人格なんだろうなぁ~っと思いました。