おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活66 特養に申し込み!

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No. 134

<2019年10月10日 私から次男へのレター>

おじいちゃん(父)の横浜詣で生活も慣れてきましたが、我々家族としてはやはり気軽に通える距離ではありません。。。。

 

伯母は入院中ですが、なにより伯母がおじいちゃんをお見舞に行ける距離ではありません。。。

 

そこで。。。というより入所前からケアマネさんとも相談していたのが、「とにかく地元の特養(特別養護老人ホーム)には申し込んでおこう」を前に進めることに。

 

理由は簡単、そう簡単には入所できない、どのみち入所が決まるまでは相当な時間がかかるからです。

 

私が聞いた限りでは1年以上。特に都会はなかなか順番待ちが回って来ないそうです。

 

 

入所条件は非常に厳しく、まず「要介護3以上で緊急性が伴う」というのが大前提。

 

そもそも自宅介護では既に破綻してしまっている、ヘルパーさん対応ではもう限界、家族や近親の介護者の生活を脅かすにまで至っている、介護される側がかなり厳しい状況に追いやらている。。。というのが判断基準となります。。。

 

おじいちゃんの状況は、穏やかながら結構この条件にはまっていると当時は考えていました。

 

なにより一番のきっかけは老人ホームまでの自宅からの距離。。。横浜はやはり遠く、何かあった場合に直ぐには駆けつけられませんし、自宅で可能な限り寄り添ったあの日々が懐かしくなります。

 

「近くの特養に住んで欲しいぁ。。。同居は無理だけど。。。」

 

これが当時の私達の本音です。

 

されど東京の有料老人ホームの料金はほんとに高額。。。(横浜より10万円も高い!)何とかならないのか??

 

ということで、ケアマネさんの助言もあり、とりあえず特養に登録すれば順番待ちにチャレンジできそうであることを知ったのでした。。。

 

ちなみに「緊急性が優先」という条件。。。。

 

これは心配しても仕方がなく。。。

 

もっと疲弊したご家族がいっぱいいらっしゃるので、書類を出してひたすら判断を待つしかない。。。

 

 

そう、特養だってメリット・デメリットはいろいろあるのです。

 

敷金・礼金がないのはさずが公共の取り組み!

収入に応じた費用負担となりますが、こちらもある意味公平です。

 

後々問題になったのが、入居条件の一つ、「医療的処置がない方」という文言です。

つまり病気による安静や通院が必要な場合は、否となる可能性があります。。。

 

幸い、おじいちゃんはこれといった重病(内科的な重い症状)もなく、入居資格は十分かと思われました。。。

 

 

ただ、後々、この条件がいろいろとおじいちゃんの入居条件の足かせとなっていくことになったのですが、まぁ、今回はとりあえずっこのままってとこで。。。

 

後ほど詳しくお話します。