おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

スピンオフ3 義父との生活。。。

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No. 103

<2019年8月21日 私から長男へのメール>

ということで、義父さんとの近所付き合いが始まりました。

 

子供達にとっては毎日会える距離にいる初めての祖父。よい影響があればいいなっと期待。

 

かみさんなんかは、さっそく義父さんに子供を預けたり、習い事のお迎えに行ってもらったりとフル活用です(笑)

 

 

そんな義父さんの普段の悩み事は不整脈。心臓がザワザワするので、経験者の方にはわかると思いますが、なんとも嫌な病気です。

 

義父さん、私達が結婚後、しばらくして心冠動脈の狭窄が見つかり、実はバイパス手術という大きな手術を受けた経験者です。。。

 

亡くなってしまった義母さんからは、その時の妻としての心配な気持ちの話を良く聞かされていましたが、不整脈の症状は時折継続していて、本人にとっては非常に気になる自覚症状の一つになっていたのでした。。。。

 

実は、こちらに来る際、義父さんのかかりつけ医の変更が必要になったわけですが、これがまた私の先輩に大阪大学医学部の知り合いがおり、その方の紹介のおかげで(手術は大阪大学医学部で、大阪での通院も系列病院だったのです)、なんとか運良く近所に関係する先生を見つけることが出来ました。

 

これで義父さんの手術前後の状況もきちんと引き継がれ、安心の転居となりました。

 

 

さて、義父が来てからは、やはり何らかの刺激的なイベントが必要ということで、私のおじいちゃん(父)や伯母との同居後に定期的に開催しているイベントと同様に、毎月1度の義父さんとの食事会、「焼肉パーティー」を開催することになりました。

 

ちょうど義父さんが引っ越ししてきた時にオープンしたばかりの焼肉屋さんが近所にあり、以来ずっと今日まで、そこに月に1回程度、義父を囲んで焼肉を頂いております。

 

 

そうそう、その焼肉大会の時の義父さんの話題はもっぱら「不整脈」(笑)。

 

年寄りは、やはり健康や持病自慢が一番の話題です。

 

横で孫達もフムフムと聞いているので、時折、バイパス手術の武勇伝の話も出てきます。

 

最後には「俺の心臓はあっちこっち手術してるから、人造人間なんだぞ!」というオチも毎回一緒。

 

まぁ、良く分からない顔をしながら、孫たちもケラケラ笑うのでした。

 

それにしても、義母を無くしたとはいえ、こんな形で父と娘が近所になり、かみさんも義父さんもとってもご機嫌な生活を送るのも嬉しい事です。

 

心なしか2人の表情も暖かくなったような気がしたのを覚えています。

 

かみさんにとっては、私の親族だらけのアウェイの地、関東に一人ぽつんと来させられ、孤軍奮闘の毎日が続いていた訳ですからね。。笑

 

義父さんという思わぬ強い援軍が近所に来たってところでしょうか?

 

しばらくは平和な日々が続きます。