おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

スピンオフ2 義父の上京。。。

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No. 102

<2019年8月20日 私から娘へのメール>

義父さんを大阪に一人にしてはいけないと、我々の住む街の近所の宿探しが始まりました。

 

義父さん、まだピンピンしているで、介護の「か」の字も出てきません。

 

ただ、年金生活なのであまり家賃の高いところはダメでしょう。。。っということで、どちらかというとアパート系を片っ端から下見に回りました。

 

我が家の近所だったり、立派な鉄筋だったり、リフォームしたばかりだったりと、空き家はいろいろな条件によって家賃もさまざまです。

 

そして、「安い家賃で、余ったお金で優雅に過ごせる物件探し」をモットーに、丸1週間かかっていくつかの候補アパートを絞り込んだのでした。。。

 

 

ところが上京してきた義父さんは、選び抜いたアパート候補には一切首を縦に振らず。。。

 

通りすがりの新築鉄筋コンクリートマンションの紹介に食い付いて。。。

 

「ここに決めた!」っと。

 

 

先日、伯母の「羞恥心」についてお話ししましたが、義父さんの場合は「プライド」だったのかもしれません。

 

長年働いて、子供も自立、孫たちも遊びに来る、いわゆる義父さんの秘密基地になるのですから。。。

 

わたし的には、老人の1人暮らし、将来の貯蓄や毎晩の晩酌を考えると、このマンションの家賃は少々高額だし、小洒落た外観もちょっとどうかなぁっと思ったのですが。。。

 

住むのは義父さんですからね。。。笑

 

ということで、引っ越しも無事に終わり、ここから義父さんとのご近所付き合いが始まるのでした。。。。