介護生活19 おばさんのお見舞い
<2019年7月2日 私から長男へのレター>
伯母さんの手術が終わった次の週末、最愛の弟、おじいちゃん(父)を連れて伯母さんのお見舞いに行きました。
おじいちゃんは相変わらず、伯母さんに何が起こったのか忘れてしまっているため、お見舞いに行く前日、当日の朝、移動中の車の中、病院の玄関からエレベーターの間、エレベータの中と。。。その度に説明をするも、結局、病室で。。。
おじいちゃん:おぉ。。お姉さん、どうしたんだ!
私:変形性関節症がひどく、あまりにも痛いから人工関節に換えたんだよ。
おじいちゃん:そうか。。。可哀そうに。歩けないのか?
伯母さん:そんなことはないわよ。今日もきちんと歩いたんだから。大丈夫よ。
おじいちゃん:そうか。。。いつぐらいに退院できるんだ?
伯母さん:もう、明日にでも退院しようと思っているの。先生にも話したわよ!
えーーっ、まさか?
もちろん、その後、主治医の説明を受けるのですが、当然のことながらまだまだ歩くには遠く及ばず。寝ながら足を屈伸させるリハビリをようやくスタートばかりとのことです。
そもそも女性でもあり、骨粗鬆症も人並みに進んでいるので、治りはそんなに早くないとのことで、大事をとって、少なくとも骨が確実にくっつく4~5ヵ月間は入院が必要との事でした。
<私の心の声>
えーーーっ、4~5ヵ月間もかみさんがメインで介護したらかなり辛いなぁ。。。
おじいちゃんに事故がないといいんだけど、大丈夫かなぁ?
先生から今後のリハビリについてもひととおり説明を受けました。
その説明の中で、最も気がかりなのが転院の話。。。
通常、治療が終わったらリハビリ病院への転院が必要であり、先生からは病院のソーシャルワーカーと相談するようにと。。。
ちょっと突き放された感じ。。。
伯母さんに話すと、「他の病院に行くなんて嫌だわっ」とわがままを。。。。
まぁ、我々にとっても本音ですね。
我々家族としても転院の手続きは大変。
なにせ、荷物をまとめて退院の手続きをして、すぐに入院の手続きである。
伯母にとって、ここは普段から産婦人科に通っている馴染みの病院。聞いたこともない病院の新しいルール、新しい環境になじめるのか。。。
転院は、候補の病院に空きが見つかったら随時行うとの事で、いくつか希望は出すものの、空いているところから入れているとの事。。。
そしてそのタイミングは週末とは限らないとのこと。。。
つまり、平日、突然転院が通告されることもあるとのこと。。。
これはかなり厳しい。
おじいちゃんを一人家に置いておけないし、そうなると私が会社を休まなくてはならないし。。。長期出張だったら? 重要な会議があったら?
不安の種がもう一つ増えたのでした。。。
実は、この悪い予測は見事に的中し、後々、嫌な思いをするのでした。。。