おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活17 おばさん手術成功!

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No. 71

<2019年6月30日 私から次男へのレター>

伯母、緊張の手術はうまく行きました。

 

その間、おじいちゃん(父)からの何回もの「お姉さんはどうした?」という質問に、何回も答え、姉想いの優しいおじいちゃんを愛おしく思うと同時に、「同じ説明はもう飽きてきたよ~」って感じでした。

 

病院にいくと伯母もホッと一息。

 

さすがに元気はなく、手術後のパンパンに腫れた足を痛がってましたが、一通り手術の話をするとまたもや「えーっ、そんな金属を足に入れるなんて聞いてないわ」っと。。。

 

やっぱり先生の説明不足でなく、忘れてただけなんだ。。。

 

 

ところで、手術後数日経って病院を訪れると、伯母が変な事を言い出します。

 

伯母:私ね、ここ来る前にホテルに行っていたのよ。綺麗な部屋で快適だったの。

私:えっ、ついこの前に手術したんだから、ホテルなんか行ってないよ。。。

 

ご経験ある方ならわかると思いますが、高齢者って全身麻酔の後、結構、意識が混濁します。中には暴力的になる方も。。。

 

その後、先生の説明を受けます。

レントゲンの写真を見せてもらいながら、しっかりと金属が大腿骨に固定され、腰の関節のところにフィットしている(受ける場所にも人工関節が入って)ことを説明してくれました。

 

伯母は相変わらず「あらっ、こんなものが足に入っているの!! いやだわ~!」と(笑)

 

先生からは、高齢なので骨と人工関節の癒着には若い人よりは時間がかかることと、少なくとも4~5ヵ月は安静にすること、寝たきりだと足の筋肉が無くなり余計歩けなくなるのでリハビリは数日後に早速始めることになることをお聞きしました。。。

 

がんばれ伯母さん!

 

<でも私の心の中は。。。>

あ~、伯母さんが退院するまで4~6ヵ月かぁ。。。

おじいちゃんの介護がうまく回るといいなふぁ。。。

かみさんが潰れないようにサポートしなくてはなぁ。。。

気が重い。。。

 

さて、伯母さんの手術の心配がなくなったので、いよいよおじいちゃんとの真正面の介護生活が始まるのでした。。。

 

う~~っ武者震い(当時の心境。。。)