介護生活103 いざ、東京へお引越し!
<2019年11月30日 私から娘へのレター>
読み通り、1ヵ月で受け入れ先の介護療養型医療施設の空きが決まりました。
車で15分のKS病院です。
さて、どうやって引っ越しましょう?
救急搬入じゃないし。。。
中心静脈栄養を足から入れて、意識もままらなぬ寝たきりの状態なので、自家用車での移動はまず無理。。。
そう、こういう時の為に民間の救急車があるのです。
救急タクシー。
他に選択肢は全くなく、この救急タクシーを利用するしかありません。
世の中には、こんな気の利いたサービスがちゃんとあるのです!
利用料は距離によって異なりますが、我が家の場合は5万円程度でした。
選択肢が無いので、高額ですが致し方なし。。。
滅多に依頼のない需要を考えても妥当な価格でしょう。
中心静脈栄養中で担架での移動になるので、看護さんも付き添った方が安心ということで(というより、状況からタクシー会社から看護婦さんの同乗が条件とのことでした)、看護婦さんも1名、約1万円での同乗です。
正社員とは思えませんので、看護資格を持った方のバイトとだったと思います。念のための同乗でしたので、割が良いバイトだったかもしれませんね。
KD病院、いろいろと不信感もありましたが、一生懸命、おじいちゃん(父)の誤嚥性肺炎を治してくれましたし、結果的に我が家近くの介護療養型医療施設も見つけてくれたので(これはソーシャルワーカーさんの成果ですが。。。)、本当にお世話になりました。
さぁ、この救急タクシーに乗って、高速度道路をひたすらドライブ。
伯母さんの救急搬送騒ぎを3回経験しているので、社内での対応は慣れたものです。
それにしても、おじいちゃんはドライブで良く首都高をぶっ飛ばしてましたが、救急タクシーの窓からどんな風景が見えたのでしょうか。。。
今まで、かみさんや娘とお見舞に使っていた高速道路を、おじいちゃんとこんな形で一緒に走るとは。。。なんとなく感慨深かったです。。。
そして、ゆっくり2時間で、あっけなくKS病院へ到着。
車中では何もトラブルもなく、道中、看護婦さんと楽しく世間話をしながら、おじいちゃんを見守る2時間でした。
いつもの如く、病室に案内され、荷物を設置し、おじいちゃんが落ち着くのを見届けて、入院手続き、看護婦さんにあいさつ回りをして全て完了。
いや~、こんな体験はなかなかできない。
救急タクシーだなんて。。。
それに近所の新しいKS病院の生活も楽しみ。。。
どんなハプニングとエピソードが生まれるのだろうか?
ここで療養したら、少しは良くなるのだろうか?
ひょっとして中心静脈栄養は取り外せないだろうか?
また、あの老人ホームにも戻りたいなぁ~
そんな、小さな期待にワクワクしながら、第一日目が終了したのでした。
ところがその2週間後。。。
今度はこの私がダウン!!
このブログを書き始めたきっかけとなった帯状疱疹に。。。
実は、まさに2年前の今日は、その帯状疱疹による入院生活から解放された退院日です。
とうことで。。。
次回から暫く、その帯状疱疹の入院中に書いた子供達へのイラスト手紙、このブログの原点となったのですが、その時に子供達へ送ったレターを掲載したいと思います。
当時は入院中、そして退院後の後遺症に悩まされた数週間に書いたもので、絵もさらに変ですし(笑)、字もさらに汚いのですが、よかったら見てやってください。
なお、当時は家族向けだったのでプライバシー情報だらけ。これらプライバシーに関係するところは電子的に修正させてもらっておりますので悪しからず。