おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

帯状疱疹2 その日の夕方。。。

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エピソード2

ランチを食べていったん帰宅し、薬を飲んで布団に入ったのですが、目が痛くて痛くて。。。チクチク感とゴロゴロ感?

 

過去に結膜炎(ゴロゴロ感)だけでなく、逆まつ毛(まつ毛が曲がって目をチクチクする)も経験したので、きっとその類だろうと。。。

 

「先生、見落としているのかなぁ?」っと思い、夕方に再度眼科へ。

 

「あれ?薬効かない?痛み止め効かない?おかしいな。。。特に所見はないんだけど。。。」

 

こういう時こそ医者の真骨頂。先生、「うーん」と唸りながら、症状と私の訴え、いくつかの検査結果を眺めながら、消去法で真の病名にアプローチします。

 

先生:「ヘルペス(=帯状疱疹)かもしれないなぁ? でもまだ皮疹(帯状疱疹の典型的な症状で水泡が出来ます)は出てないしなぁ?」

私:「ウイルスですか? 帯状疱疹?」

先生:「はっきりとは言えないけど、結構、こういう場合、帯状疱疹だったりするんだよね。一応、目に塗る軟膏を出しておきますね。これはヘルペスウイルスを殺す抗ウイルス薬だから、必ず1日3回塗ってね。」

私:「目に軟膏? 目に軟膏なんて塗れるのですか?」

先生:「簡単だよ。良く手と指を洗って、指に歯磨き粉のように軟膏を出して、目にぴとっと入れて、しばらく瞬きをしてね。」

 

目に軟膏ってしたことありますか?

私はこれが初めて。

へ~~目に軟膏入れれるんだぁ~。

 

やってみましたが、内容物の配合が良いのか、全然目に沁みず簡単に塗れます。

 

それでも、午前中の薬が効かなかった事もあり、結構、チクチク・ゴロゴロと痛かったのと、明日が祝日で病院が休みだということで、かなり不安に。。。

 

私:「先生、この軟膏が効かなくて、この痛みが続いたらどうしたら良いでしょうか?明日、お休みですし。。。」

先生:「そうだね。痛かったら嫌だね。それに帯状疱疹だったら大変だから、明日、病院休みだけど我慢せずに私に電話しなさい。」

 

っと、先生、親切に紙に携帯電話の電話番号を書いて渡してくれました。

 

先生:「明日は用事があるけど、ここから自宅も近いので、電話してくれたら直ぐに病院に出てくるからね。2 km圏内にはいるから安心しなさい。」

 

この軟膏の処方、後々非常に重要な役割だったことが判明します。

 

帯状疱疹は目にも稀に感染し、酷いと失明の恐れもあるのです。

 

それに先生、本当に男前!

休日でも対応を約束してくれて、私の不安を一気に取り除いてくれました。

 

町医者ってのも、ほんと捨てたもんじゃない!