おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

帯状疱疹3 金曜日(祝)の朝。。。目が痛くて先生に電話。1時間ほどで来てくれました!

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エピソード3

痛い目をこじ開けて処方された軟膏を塗り、痛み止めの目薬、抗菌剤の目薬を差し、耳下腺炎のために経口の抗菌剤も飲み。。。

 

でも、夜は目も痛くて気分も悪くなり、食事もそこそこにベッドへ。。。

 

早く寝て、疲れが取れれば抵抗力も回復し、症状も改善するだろうっと。

 

ところがところが、目の痛みは増すばかり。。。

 

ねっ、眠れない。。。

 

痛い痛いとボヤキながら、ほとんど寝れずに朝を迎え、かみさんに「こりゃダメだ。何か変な病気に間違いない。眼科の先生が休診日でも診てくれると言ってたので、今から直ぐに行きたい。。。」と泣き言を。

 

先生に電話すると快く時間が指定され、目が見えにくいし(痛くてコンタクトも入れられない状況なので)、精神的にもちょっと混乱してきたので、かみさんが病院近くまで車で送ってくれました。

 

忘れもしない。。。

ちょうど今頃、雨の朝でした。

 

暫くすると、先生が病院へ。

 

急いで車から出て院内へ。

かみさんは車で待機。

 

 

看護婦さんもいない、がらんとした暗い診察室で、先生は私の顔を見るなり。。。

先生:「ほら皮疹が出てる。やっぱり帯状疱疹だ。これは間違いない。目に軟膏を塗っておいて良かったね。昨日、処方したのは正解だった。」

 

先生、自分の見立てが当たりご満悦!

 

私:「原因が分かったのですね? この痛み尋常ないです。」

先生:「ああ。こりゃ痛いな。帯状疱疹のための強い抗ウイルス薬があるんだが、うちの病院には置いてないな。。。今日は祝日で薬局もどこも開いてないし。。。皮膚科に診てもらった方がいいから、救急病院に行きなさい。探してあげるから。」

 

先生、そういって棚から古いノートを取り出します。開くと近隣の病院の電話番号やら、業者の名刺がびっしり。パソコンや携帯の世の中、スマートフォンでも検索ができるのに、先生、この古いノートに書かれた病院に片っ端から電話。

 

なんだかアナログですが、先生の私のために頑張ってる感はひしひしと伝わります。アナログの温もりですね。

 

3軒ほど電話してくれましたが、当直に皮膚科医がいるところがなかなか見つからない。最後に、なんとT病院の救急に皮膚科の当直医が!

 

T病院。。。覚えてますでしょうか?

 

そう、おじいちゃんの通院していた病院、検査入院もした病院です。

 

自宅から直ぐ近く。

 

そうそう、おじいちゃんがタクシーで床屋へ行くって言って、そのまま行方不明になって、やっと発見されたのもこのT病院の喫茶店(笑)。

 

早速、先生に紹介状を書いて貰い、「お代は治ってからでいいよ」と気前の良いことをおっしゃってくれて。。。

 

待機していたかみさんの車でT病院へ急行!

 

自家用車が救急車ですね。

 

それにしても、この尋常じゃない痛み。。。

この時、既にもう自分的には限界で、病院が見つからず家に戻っていたら「今夜、死ぬ」と思ったほどでした。。。