資産の管理13 確定申告は必ず!
<2019年4月21日 私から次男へのレター>
さて、次は確定申告による医療費控除等の還付金の手続きです。
この制度は3人の子育てを経験中の私にはほとんど常識。
年間10万円以上の医療費なんてしょっちゅうでした。
雀の涙程の還付金でも、家族でちょっとした外食ができるぐらいにはなります。
おじいちゃん(父)はどうしているかなっと思ったら、退職してからちゃんと確定申告しているじゃないですか! 青色申告ですね。素晴らしい!
おじいちゃんの「きっちりファイルボックス」に確定申告ファイルがあり、そこには過去申告分がずらっとファイリングされてました。
でもよく見ると3年前から申告してないじゃない!
どうした、おじいちゃん!
これから予測するに、3年前からおじいちゃんの認知症が「症状」として出てきたのかっと。
あぁ、ここで初めて最初に紹介した同居拒絶事件がこの時期に近かったことも判明。。。やはり3年前ぐらいからが認知症発症のターニングポイントだったかも。
確定申告は過去5年前まで申告可能です。
さっそく私が一肌脱ごうと、過去の病院の通院時の領収書は探すも全くない。。。
そう、断捨離の時に私がすっかり捨ててしまったのです。。。笑
そういえば病院の領収書の詰まった封筒があったなぁ。。。
何も考えずにポイと。。。
おじいちゃん、ごめんなさい。
ということで、気を取り直して通常の確定申告だけでも。。。
そう、保険の話で触れましたが、生命保険料や地震保険料は控除対象です。
確定申告のために、過去3年分の固定資産税や各種年金による収入、健康・介護保険料、生命保険、地震保険などの支出の領収書をかき集めてしっかり確定申告しました。
2~3か月かかったかな??
確定申告は過去5年まで遡れるのでセーフです。
ここでは全く本人の確認はなく、おじいちゃんの住所に再送するだけなのでノーチェックでした(笑)。
企業年金についてはおじいちゃんの会社の総務部に電話して対応。
おじいちゃんの会社に生まれて初めて電話しました。
ちゃんと名簿におじいちゃんの名前があるかドキドキしたりして、なんだか探偵のような気分ですね。
ちなみに遺族年金は収入とはみなされず、申告対象となりませんでした。年収が低く見積もられるのでほんのちょっとだけ得します。
実はこの3年分の申告だけで数万円も還付されました。
各種保険料の還付は、医療費控除よりも侮れないかも?
同居後は、もちろんおじいちゃんの医療費の領収書をしっかり保管し、毎年私が申告したのは言うまでもありませんが。。。医療費が1割負担で、月支払い上限のある超高齢者が1年で医療費が10万円以上になる事はなかなかないです。
以前紹介したように、おじいちゃんの生命保険から入院費や入院に伴う通院費もいただけますしね。。。(←確定申告では収入になってしまいます)
それにしても、この医療費や保険料の控除による還付、申告制なんですよね。。
つまり申告しないと決して戻ってきません。
高齢者、こういった領収書を1年間保管し、その他、収入などを証明する書類を保管し、資料に数字を入れて複雑な計算の末、税務署に足を運ぶ。。。
これ超高齢者ってどうやっているのだろうか?
若い人、というか平均寿命が70歳ぐらいの時代の制度で、超高齢者が闊歩する今の時代にはかなり無理があるような。。。
息子の私でも書類を全部揃えるは大変でしたし。。
独居老人や老老介護家庭ではまず無理なような。。。
恐らく申告できずに受け取っていない還付金はかなりの金額で、これを国民が全部申告して受け取ったりしたら、国の財政は還付増で大打撃になるかも??
マイナンバーが正しく普及したら、申告しなくても領収や収入が全てリンクされて申告しなくてもよくなるのだろうか?
還付増による財政への大打撃を恐れて、なんやかんや普及させてないのかも(笑)?
あっ、お金持ちの脱税の場合は逆の意味で普及させたくない(笑)?
遠いところに住む年老いたご両親を持つみなさま、確定申告が必要かの確認、必要ならを代行してあげてはいかがでしょうか?
特に生命保険など、ちょっとした支出を継続している方は確定申告でかなり還付を受けれるかもしれません。家族全員で外食できるぐらいのペイバックはありますよ!
ただし、実家までの交通費はちょっと考慮したほうがいいかもしれませんね。。。無理すると交通費で赤字になっちゃうかも。。。(笑)