おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活35 おじいちゃん検査入院

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No. 89

<2019年7月20日 私から次男へのレター>

さて、伯母の入院中、おじいちゃん(父)をいつものT病院へ連れて行くと、精神内科の先生が。。。

 

「お父様の様子をみると普通の認知症ではなさそうです。一度、検査入院をして、病気が何かきちんと確認し、適切な治療を受けた方が良いのでは?」

 

おじいちゃんの認知症の症状以外の、ヨタヨタ歩きについて先生も気にかけていただいたようです。

 

実はおじいちゃんの足の痛みはずいぶん前からあったようです。

 

まだ意思疎通も普通にできた頃に、千鳥足のおじいちゃんにこれにつて話した事があります。これは当時の会話です。

 

私:千鳥足だけど足が痛いの? 動かそうと思っても動かないの?

おじいちゃん:しびれるんだ。。。ずいぶん前からいろいろな診療科で診てもらったけど、どうも分からないそうなんだ。。。

私:えーっ、ずいぶん前からなんだ~ (認知症の影響と思い込んでました。。。)

おじいちゃん:足の抹消神経を診てもらったり、足の血管が詰まってないかを診てもらったり、脳神経に異常が無いかを診てもらったけど、どこも正常って言うんだよ。

私:えーっ、そんな前から悩んでたんだ~ (全然知らず。。親不孝ですね。。。)

おじいちゃん:まいったよ。。。

 

このころのおじいちゃんの足の症状はこんな感じ。。。

・痛い(しびれる感じ?)
・足を前に出そうとしているが、うまく一歩が出てこない
・歩行時にバランスが取れず、手すりなどがないと転倒するぐらいフラフラ
・タクシーやベッドに乗る際に足がうまく上げられない

 

これに加え。。。

・記憶保持障害を中心とした認知症
・肩が痛い、腰が痛いといった筋肉のこわばり
・箸や鉛筆などを使う際の指の震え(かろうじてまだ使えてました)

 

これらの症状から、先生は「パーキンソン病」ではないか? っと疑ったようです。

 

なるほど、高齢、認知症だから仕方がないと思ってましたが、正しい治療をすれば、少しは改善するかもしれないんだ。。。。っと思い、私も二つ返事で承諾したのでした。