介護生活24 おじいちゃん喉を詰まらせる!
<2019年7月6日 私から娘へのレター>
さて、おじいちゃん(父)との外食が、度重なる行動の繰り返し、「肩を揉んでくれ~」とか「腰が痛いから立たせてくれ~」により、だんだんとおっくうとなった頃、レストランでちょっとした事件が起こりました。
それは近所のある居酒屋系レストランに家族で来た時のことです。
おじいちゃん、何かを気道に入れてしまったらしく、急に激しく咳込みます。。。
ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ。。。
ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ。。。
ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホ。。。
これは何だかいつもと違うぞ。。。
苦しそうだけど、息はできているので、何かを詰まらせたわけではない。。。
こんな経験ないし、どうしよう。。。。
結構、物事に動じない私もちょっと慌てふためいていると。。。。
店員さんも「きゅ、救急車を呼びましょうか??」
<私の心の中>
「えーーっ、救急車? こういう場合、直ぐに呼んだ方が良いのだろうか?」
「いやいや、ちょっと大袈裟ではないか?? まだでしょ?」
「でも。。。万が一、こんなところで死んでしまったら一生後悔するなぁ。。。」
「いやいや待って、これ位でお店に救急隊が入ってくるってやっぱりありえない?」
「でも咳が止まらないしなふぁ。。。どうしよう。。。」
おじいちゃんまで、「きゅ、救急車を呼んだ方がいいかなぁ?」
でも私、うだうだと判断が出来ず。。。
後ろの方で娘とかみさんの声が。。。
娘:「おっ、おじいちゃん、死んじゃうの~?」
かみさん:「おじいちゃん、しっかり! 大丈夫ですか~~!
そうこうして、私、最後までうだうだしているうちに、幸いにも咳が落ち着き。。。
おじいちゃんも何も無かったような顔をして食事を再開するのでした。。。
しかし、こういった時って救急車呼ぶか否か、迷いますよね。。。。
店員さんも家族も、みんな私の決断を待っていて注目するし。。。
冷静な判断なんかできやしない。
いっそ、倒れてくれた方が直ぐに決断できるのだけど、不幸中の幸いで大事に至らない程度の症状、でもなんとなく大事に至りそうな経過をたどりそうな状況。。。。
お子さんを持つみなさんならご経験があるかと思いますが。。。
小さい子供が何だか頭が痛いとか、お腹が痛いとかいった症状が出て、親が泣きそうになりながら救急病院に行っても、多くの場合は「たいしたことないから大丈夫」という結果になることってよくありますよね。。。
初めての子、長男の時はそれこそ一つ一つの症状に必死で救急病院に駆け込みましたが、3人目の娘の頃になると、「あ~、この程度なら病院行っても薬も出ないよ。もっとひどい子いるし。。。」みたいに、慣れてきってしまっているんですよね。。。
でも、高齢者のこういった対応は初めて。。。
「この程度は大丈夫」なのか、「これは一大事!」なのかが区別付かず。。。
このようなジレンマには、この後も何回も出くわすことになります。。。
さて、話は変わりますが、おじいちゃんの症状、「肩が痛い」、「腰が痛い」、「物忘れがひどい」、「千鳥足」、「食べ物で喉を詰まらせる」。。。
これらの症状、当時は高齢者であり認知症である老人のよくある日常と思っていましたが、約1年後にある病気の諸症状の典型と知るのでした。。。
その話はその時に詳しく。。。。