おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

介護生活25 かみさんたいへん3重介護

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No. 79

<2019年7月11日 私から長男へのレター>

伯母はこの手術により長期間の療養が必要となったことから、その後、要介護2に昇進。おじいちゃん(父)とかみさんのお父さん(義父)が二人とも要介護3なので、これで我が家の本格的な「トリプル要介護」生活が始まりました。。。

 

おじいちゃんは月1度、循環器内科、腎臓内科、神経内科に通院。診断の前に採血、採尿。採尿のお手伝いって!!!! こりゃ大変!

 

伯母さんはしばらく入院でしたので、最低週2回はお見舞いです。基本的に平日は私が会社帰りに、週末はかみさんが訪問という分担で。さらに、2週間に1回は、週末におじいちゃんを伯母のところへ連れて行きました。仲良い兄弟ですからね!

 

義父さんは横浜での通院です。これは平日にもっぱらかみさんの役割。整形外科にリウマチ内科。。。なんでも待ち時間が超長くて1日がかりとか。。。都内の方が病院は空いているのでしょうか??

 

イラストには杖の姿で描きましたが、もちろん病院内では全て車椅子。

 

今回の経験で病院に山のような車椅子が準備されている理由がはっきりとわかりました。。。

 

車やタクシーで自宅の小型車椅子(介護保険でレンタル)を運ぶのはおっくう。病院にある大きくてゆったりとした車椅子があるのは最高です!

 

ちょっとでも新しいそうな車椅子、清潔そうな車椅子を見つけて、車寄せまで持ってきます。助手席のかみさんや子供たちが、スッと降りて、スッと車椅子を取ってきます。後半戦はこの車椅子争奪戦も手慣れたものでした(笑)

 

 

まぁ、それにしてもかみさん、よく頑張りました。

 

なんだかんで言って、私は出張や外勤、夜のテレカンや時折お付き合いの飲み会もあり、その時の病院通いの穴埋めはかみさんがやるわけで。。。

 

いつも病院の待合室では一通り会話が済むと、それ以降にあらたに弾むようなネタもなく、お互い睡魔との戦いだったそうです。。。(笑) そりゃそうだ。

 

うちのおじいちゃんの場合は「お手洗い」攻撃が炸裂しますからね!

 

 

それにしても、老夫婦の組み合わせは良く病院でもみますが、老人(特に男親)と娘の組み合わせはなかなか出くわしません。。。いたとしてもヘルパーさんだったり、お母さんと娘の組み合わせ。

 

お父さんと娘ならまだしも、義理の娘っというのも珍しいかもしれません。。。

 

改めて両母親を亡くした我が家の悲劇を思い知りますね。

普通はお母さんの方が長生きしますもんね。。。

元気だったら老夫婦で力を合わせて。。。っという感じだったのでしょうか?

 

私達も年老いたら、病院通いはやっぱり夫婦がいいなぁ。。。

 

息子達の嫁さんは年老いた私を病院まで連れて行ってくれるだろうか?

何回も何回もリクエストするトイレに、嫌な顔せずに連れて行ってくれるだろうか?

えーーっ、採尿も手伝ってくれるだろうか(笑)?

今は仲の良い娘はどうかな。。。ポイかなぁ。。。?

 

やっぱり夫婦で力を合わせてがいいなぁ。。。

どっちが先に死んじゃうのかなぁ。。。

 

 

こういった介護生活を続けていると、なんだか自分たちがどういう結末を迎えるのか、色々と考えてしまいますね。。。

 

それぞれの家族が、それぞれの家族構成で、それぞれの経緯を経て、それぞれの想いを抱きながら、それぞれの最善の方法で、それぞれの制約の中、介護に取り組んでいるんだなぁっと。。。

 

病院の待合室にいるたくさんの連れ添い方々を見て思うわけです。。。

 

みなさんはどんな背景で、どんな気持ちで介護をされているのでしょうか?