おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

リフォーム1 三角庭はなぜあるの?

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No. 46

<2019年5月13日 私から長男へのレター>

ここからはリフォーム編です。

 

正月から半年間の断捨離が終り、業者との練りに練ったリフォーム案にのっとり、夏ぐらいからいよいよリフォーム工事が始まりました。

 

もちろん、リフォーム計画についてはおじいちゃん(父)と細かく相談して決めていったつもりですが、何せ話したことを数分後に綺麗に忘れるので、何度も何度も同じ説明を繰り返すのでした。

 

いつしか「話してもすぐ忘れるから」と、紙にリフォームのイラストを描いて渡して、「これを何度も見返してね」と伝えたのですが。。。

 

そのイラストの紙もいつもどこやらへと。。。。もー、捨てたんかいっ?

 

 

ということで、まずは今回のリフォームで、おじいちゃんとのやり取りの一番印象が強かった「三角庭」の顛末についてみなさんにご紹介したいと思います。

 

 

 

なぜ三角庭?

 

そう庭の形が三角なのです。

 

実は我が家は公道の角地にある台形の土地で、北側の公道沿いが建物に向かって斜めになっているのです。つまり、長方形のお家に三角形の余った土地がくっついて台形です。

 

祖父の代からの土地ですが、以前紹介した台湾での単身赴任を終え、ここに新築で建てたのです。

 

おじいちゃんは、この新築のデザインを大学時代の友人で建築業を営んでいる方と綿密に計画。かなりこだわったマイホームになりました。

 

細かい間取りは省略するとして、北側の公道側の東側に当時はシャッター付きの屋内駐車場を設け、西側にはお客様用の駐車場、余った真ん中の三角の土地に小さなお庭を設置。

 

それが三角庭です。

 

屋内駐車場は当時としてはかなりハイカラで、シャッターも後にリモコンで開閉可能になり、なかなか贅沢なものでした。

 

西側の屋外駐車場は、本家である我が家に親戚など、来客が多いということで、わざわざ設けたものです。私や姉夫婦も、実家に帰省の際にはよくここに車を停めました。

 

 

家の正面に堂々と設置された三角庭は、壁にがっちり囲まれているものの外からは容易に覗き込める作りになってました。

 

当時のおじいちゃんはここに芝生を植えました。

 

ゴルフのパターの練習でもしようと思ったのかなぁ? 笑

 

当時、小学生だった私は、ここの芝刈り要員として駆り出されるわけですが、なんとなく芝生の庭にもあこがれていた少年は、大事に大事に芝生を刈るのでした。

 

ここに引っ越してきたのは小学校6年生の時。大学で地方に行くまで、浪人生活を含めて8年間をここで過ごしたことになります。

 

中高時代に三角庭がどうなだったか、関心もすっかり無くなり、芝刈りもすぐにやらなくなってしまったので、私の記憶からすっかり消え去ってしまいました。どんなだったっけ?

 

以外と庭の写真なんか残っておらず、今となっては全く覚えてない。。。

 

ところが、大学を卒業して実家に戻った時には、すでにこの芝生は無くなっていたのでした。。。