リフォーム2 全盛期の三角庭
<2019年5月13日 私から次男へのレター>
さて、6年間の大学生活を終えて実家に戻ってくると、三角庭がとても綺麗に整備されてました。
春先には何本ものユリが咲き乱れ、夏には日陰の部分(北側の庭です)にたくさんのミョウガ。そして見所は西側の白樺3本!
この白樺の木はまさに我が家のシンボルツリー。なかなかの趣のある木肌、そして枝ぶりです。
おじいちゃん(父)に聞くと、「白樺はお母さんのリクエストなんだ」と。
ユリは母の大好きな花であり、こちらも恐らく母のリクエスト。
全盛期の頃は典型的な白のユリだけでなく、橙などのきらびやかなユリも咲き誇っていました。
母もさぞかし嬉しかっただろうに。。。
ミョウガはここに引っ越しする前に住んでいた母方の実家の裏庭にも自生していたので思い出深く。。。よくお蕎麦などを食べる時に摘みに行かされたなぁ。。。
勝手に生えてくるわけもなく、これも母のリクエストに違いありません!
この庭は恐らくおじいちゃんの母への愛のシンボルガーデンだったのかと。。。
お庭の全盛期はそれから10年以上続くのですが、私が結婚で家を出てかなり経った後、母が癌を患った時でしょうか? この頃から加速的に綺麗になったように思います。
ユリの種類が増えたり、ミョウガが出てきたのはこの頃。
来客用の駐車場にもゼラニウムやサクラソウが咲き乱れ。。。
きっとおじいちゃん、闘病中の母のリクエストに全て応えていたのだと思います。
ユリの植え付けや株分け、肥料などにもかなり労力をかけていたようで、それはそれは見事な三角庭だったのでした。。。
ところが母の死後、おじいちゃんの認知度が落ちてゆくにつれて庭はどんどん荒れていくのです。。。。