おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

断捨離9 骨董品がいっぱい!

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No. 19

<2019年3月24日 私から長男へのレター>

お宝はまだ続く。。。

 

倉庫の中を検めるのは、こういったリフォーム工事や引っ越しの際だけかと思いますが、私も初めて我が家の倉庫のガラクタを掻き出してみました。。。

 

出てくる出てくる骨董品のような数々。。。

 

茶釜も火鉢も年代物のようでなんだか価値がありそう。。。

 

お釜は比較的小型で、5合ぐらいが炊けそうな大きさ。
これには一目惚れでした。。


優雅な曲線と、檜の蓋のいかにも「お釜」って感じのフォルム。

 

これは一度、家でご飯を炊くに限ると、さっそくチャレンジ。

 

うーんっ
めっちゃ、美味しい!!!
なんでしょうか?
電気釜ではない、強い火加減?
熱を通しやすい釜の材質?
それとも気分の問題?

 

いずれにせよ、見つけたこの日から、キャンプのお供になりました。
これをBBQ場やキャンプ場で炭火で炊くと、これがまた旨いのです!!

 

しかも通行人の注目度もNo. 1!

 

特にBBQに一緒に来た友人の子供達なんかは大騒ぎです。
うちの子もそうでしたが、「漫画や映画しか見たことのないお釜!」で、さらに炊いたお米が食べられるなんて! 断捨離様さまですね。

 

もう一つ、古い映写機も出てきました。
こちらはまだ動くか試してませんが、ランプも怪しい感じです。
断捨離で昔のフィルムも出てきたので、いつか動かしてみたいですね。
おじいちゃん(父)には7人兄弟がいますが、子供の頃のフィルムが出てくるかも?

 

そしてとっておきが鰹節削り台(←名前がわからない)。

 

これは、はっきり幼少期の記憶に残ってます。

 

多分、母の持ち物で、子供の頃、鰹節削り係はいつも私でした。
いつしか、パックの鰹節が市販され、このようなカンナ型の削り器で削ることもなくなり、世の中から消えてしまったけど。。。
「どこにいったんだろう?」と長い間、ちょこちょこ思い出していました。
ここで再会するとは。。。

 

こちらもさっそく鰹節を購入。しかも日本橋の老舗、江戸時代から続く大和屋で。
刃も、近所の研屋で研いでもらい。。。

 

鰹節はカビを拭き、火で少し炙ってからスッスッと引きますが、やっぱりいい香りがします。やっぱりみそ汁はこうでなきゃ。。。
でも、かみさんはとてもこんな厄介なものは出来ないとのこと。。。

 

おじいちゃんもさすがにこれは覚えており、「お前が小さいころ削ってたやつだな」っと。不思議なことに、本当に昔の思い出はとっても覚えているようです。

 

ちなみに鰹節、スーパーで買うなら成城石井ぐらいかと思ったら、ライフのようなスーパーでも売ってました! グルメなお客さんが増えたのでしょうか??

 

なお、茶釜と火鉢は「価値がありそう」っと思い、張り切って古道具屋のようなところに持っていきましたが、「全く価値なし」とのこと。。。
「映画の小道具やお店のインテリアで買っていく客もいる」とのことで、寄付してきちゃいました。そういう使われ方も今風ですよね。。笑

 

それにしても、世の中の骨董屋のおじさん、なかなか信用できないですね。。。
しばらく「本当は価値があったのではないか?」と思ったりするのでした。。。笑