介護生活12 車イスも入手しました!
<2019年6月9日 私から娘へのレター>
車イス。入手したら使いたくなります。
同居して1年目の春、親戚が集まって花見をしたのですが、おじいちゃん(父)はこの状況から一緒に参加することはできず。。。
翌日、近所の桜の名所におじいちゃんを連れていくことにしました。
おじいちゃん、2つ返事で「行こう」と。
車イスに乗せ、2人で名所をぐるっと回ってきました。
通行人もみなさん優しく、車イスをよけてくれます。
初老の方の中には、「綺麗な桜ですよね~」っと話しかけてくれる方も。
桜を愛でる日本人。。。本当に大好きです。
桜を観て、心が大らかになるというか、広くなるというか、楽しげで親切で。。。
桜の力って、ほんとに凄い。
車イスを押すことの概念も、今回のおじいちゃんとの花見で180度変わりました。
車イスは、おじいちゃんとの接点。
車イスで繋がるおじいちゃんとの直接的な、言葉ではないコミュニケーション、親孝行のとってもわかりやすい形。
私が赤ん坊の頃は、乳母車がこのコミュニケーションの役割だったんだなぁ~なんて思ったりして。。。後ろから愛情たっぷり注がれ、幸せな気持ち、安心感。
それにしても。。。おじいちゃん、重すぎ(笑)
もちろん、トイレにも数回行きましたが、かなり我慢してくれましたね。
それに満面の笑顔が見れて良かった。。。
やっぱり外にはできるだけ連れ出すべきですね。
こういう経験は、ずっと記憶にとどめて欲しいなぁ。。。
でも、その後、いろいろな状況の変化があり、愛情たっぷりの車イス旅行はこれが最初で最後になったのでした。。。