おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

資産の整理7 やっぱり使えない保険も。。。

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No. 32

<2019年4月14日 私から次男へのレター>

そうは言っても、やっぱりいざという時に使えない保険もありました。。。

 

ある日、おじいちゃん(父)が家の前で転倒(まだ同居前です)。

 

胸の痛みが取れないというので病院に行くと、肋骨が少し骨折していたらしい。

 

肋骨の骨折とはいっても軽傷だったそうで、手術でボルトを入れるほどのもではなく、さらしをグルグルに巻いて、「しばらく安静に」と言われて帰ってきたそうです。

 

「おっ、ついに利用する日が来たぞ! けが保険!」っと思い、張り切って病院で5000円の手数料を負担し診断書を作成し、「けが保険」に申請すると。。。

 

ところがなんと保険はおりないと!
手術やギプス装着などの治療・処置がないと対象外だって!

 

こればっかりは契約書にも「病気の症状や処置の状況を審査した結果、保険の対象にならない場合があります」とあるので、致し方なし。。。
診断書を取る前に調べておけばよかった。。。。

 

傷みが激しくても、バキバキの骨折でないと保険っておりないんだ。。。
じゃあ、もっと派手にコケた方が良かったのかなぁ~ なんて本末転倒な考えが頭をよぎる。。。けがの保険金なんて、やっぱり長期間の治療でない限りたいした額ではないしね。

 

「これだったら保険料を払わずに、銀行で積み立てた方が良かったのでは??」っと思ってしまいました。。。。

 

でも「いやいや、これから大転倒して、複雑骨折して、長期入院もあり得るぞ!」、「息子の判断でおじいちゃんが考えて契約した保険を解約し、後でやっぱり必要だったという状況は嫌だな。。。」という考えも強く、ひどいジレンマに。。。

 

結局、保険は継続しましたが、身体の人一倍丈夫なおじいちゃん、その後、二度と骨折することはなかったのです。。。笑
なぜかお金が絡むと複雑な心境。。。幸せなのにね。。。笑

 

後日談ですが、我々がおじいちゃんと同居した直後から、いろいろな原因でおばさん(父の姉)が数年間に渡って骨折と入院を繰り返しました。。。


「おばさんにこそ、このけが保険が必要だったんだ。。」と悔やむのでした。。笑

 

この話はまた今度。