おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

資産の整理6 保険会社の友人に相談

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No. 31

 <2019年4月14日 私から長男へのレター>

っと言うことで、若い時に保険会社に転職した元同期に連絡、全ての保険を見てもらいました。。。

 

あれこれすっきりさせてくれると思ったら、全く逆。

「どれも無理して辞める必要ないのでは?」っと。。。。

 

友人によると。。。

 

・この生命保険はもうすぐ満期。満期まで数年だから待ってはどうだ?おじいちゃんのお金なんだし。

・この生命保険は既に満期。死亡時にまとまったお金がもらえるよ。

・けが保険は足元がおぼつかない老人には必要。骨折で長期入院した時に威力を発揮するよ。

・この医療保険は、月々の掛け金が少ないし、どうもおじいちゃんの何かの縁で加入した保険かも? 息子がおじいちゃんの人間関係を台無しにするべきではないんじゃない?

 

保険会社に転職した友人なので、ちょっと保険会社寄りのアドバイスかと思い。。  
きちんと調べてみると。。。

 

ほんとだ、当たってる、当たってる。。。

 

更新関係で電話してみると、一つは確かにおじいちゃんの会社の同僚の奥様が保険外交員としてあっせんしたらしい。

 

「お父様は元気ですか? 息子さん? 私は本当にお父様にお世話になったのですよ」

その後、おじいちゃんとのいろいろなエピソードで話に花が咲き。。。

 

確かにこんな素敵な人間関係は壊してはいけない。。。

  

ありがとう友よ。君のアドバイスは的確だったよ!

 

それにしても、いろいろと周到に保険商品を選択していたのがわかる。。。

 

満期になり、死亡時の保険金が設定されている保険は、恐らく自身の葬儀代や戒名代に充てろということかと。。。金額がちょうどそのくらいになってた。

 

私自身は、子育てが完了するまでの学費や生活費を意識した、そう、突然の死に備えた保険設計になっていますが、おじいちゃんぐらいの歳になると、「子供たちに迷惑を掛けない」保険設計になるのですね。。。

 

おじいちゃん、まだ「終活」という言葉がない時代に、いろいろと手を打っていたことになります。

 

つくづく、何でこんな立派なおじいちゃんが認知症になってしまったのか、悔やまれます。。。