断捨離5 お酒コレクションは?
<2019年3月14日 私から娘へのレター>
おじいちゃん(父)といえばお酒です。しかも大好きなブランデー。
おじいちゃんの商社時代の海外出張は、
ほぼ「ブランデー買い付け旅行」を兼ねていたとしか思えない。
帰国の度にコレクションの非課税ブランデーが増えてゆき、50本以上も!
私にとって、おじいちゃんとの同居の楽しみの一つが間違いなく、
「ばんざい! ブランデー飲放題!」でした(笑)
ただもう古すぎる!
私が小さいころから集めてるので、おそらく40~50年(以上)物がいっぱい。
ところがそこは蒸留酒。
まだまだ飲めます。
時々、コルクが緩んでいて、あきらかにアルコールが飛んでいるのも。
調べるとコルクは長くて7年ほどの寿命とのこと。
最近のプラスティックコルクの方が数10年以上の保管に耐えうるとか。。。
おっと、思い出した。
父の部屋に大量のワインがあったはず。
3000円の値札もちらほらあったはず。
「高級ワインは全部頂いたぜ!」と意気揚々と本数を数えていると。。。
「あれ? なんかこの白、黄土色になってない??」
「赤の方は瓶が褐色で中がどうなってるかわからないなぁ。。。?」
ということで、赤を1本開けてみた。
「うっく、臭ーーーいっ!」
グラスに注いでみる。。。
「何これ、茶色? めっちゃ濁ってるし」
白も開けてみると同じような状態。
調子の悪い時に濃くなったおしっこみたいな色(失礼!)
そして口に含んでみると。。。
「あーーっ、これ土の味だ。。。」
「ワインが土に還ったんだ。。。」
おじいちゃん、ワインを日の当たりの良いところに「飾ってた」からなぁ。。。
ちゃんと冷所や冷蔵庫で保管しなきゃね。
紹興酒はもっと酷かった。
瓶の内側に茶色の皮みたいのが張り付いていて(もちろん土に還ってた)、流しに捨てる時に塗料の欠片のようにぽろぽろ出てくるし(笑)
焼酎は蒸留酒なので大丈夫っていうけど、まだ開けてない。。。
ブランデーはいい感じで熟成していました。
正確には瓶中では熟成しないらしいですが。。。
コルクはダメ。7年、とっくに超えてるしね。
開封時にほぼ全て途中で折れるので、小さいスプーンで残り半分を掻き出して、別のコルクで栓をします。
あるいはデキャンタで保管。
若干アルコールが抜けていたり、ちょっと古臭い味のするものもありますが、まぁこれぐらいなら何とかいけます。
おじいちゃん、「このブランデーは決して売り払うな」、「お客にどんどん振舞いなさい」、「お前も、ゆっくり味見してみなさい」と日頃から言っていたので、数年かけて飲んでやろうと思っています。
数年前に20歳になった長男Jとも、時々これらのブランデーを呑んでます。
「外で呑んだら1杯で1000~2000円ぐらいするぞ!」、「心して呑め!」っと、自分で買ったような言いぶりで。
親戚の集まりや、法事などにも1本かならず「おじいちゃんからの差し入れ」として持って行っています。
おじいちゃん、これでよかったよね?