プロローグ1 元気だった頃の平和な父
<2019年2月24日付 私から長男へのレター>
おじいちゃん(私の父)の介護の話に進む前に少しばかりプロローグを。
父は熱血理系商社マン、母は芸術肌の歌手(声楽科の大学教授)と真逆の性格でしたが、とても仲の良い夫婦でした。誕生日やクリスマスなどのイベントも大好きで、イベント時には家族そろって食事を取るのがみんなの楽しみの一つだったほどです。
我が家もそのDNAはしっかり受け継ぎ、長男、次男、長女の家族5人で楽しく横浜に生活していました。東京の実家からは電車で1時間、車で1.5時間ぐらいの距離です。
明るく楽しくおしゃべりな姉は、結婚して埼玉に。兄弟仲良く、夏休みには我が家と父母と一緒に長瀞へ毎年キャンプにも行くほどです。
これは、そんなごく普通の家族のお話となります。
話の始まりは。。。
おじいちゃん(父)が75歳、おばあちゃん(母)が69歳、伯母が78歳、
私35歳、妻32歳、長男8歳、次男5歳、娘0歳がスタートとなります。