資産の整理3 最悪のインターネットサービスプロバイダ
<2019年4月12日 私から長男へのレター>
おじいちゃん(父)のクレジットカードの明細からインターネットプロバイダへの入金が判明。新しいもの好きのおじいちゃん、ちょっと前まではemailも時々よこしていたほどなので、やっぱりって感じ。
でも、もちろん今は全く使っていない。
もっと言うと母が亡くなった前後からはずっと。。。
つまり10年くらい。。。
となると、プロバイダへの基本料金は2000円/月ぐらいなので。。。
2000円/月 × 12ヵ月 × 10年 = 240000円が駄々洩れに。。。
高齢者のネット利用は「若者みたいで凄い!」っと持ち上げ気味ですが、利用しなくなった後にちゃんと解約出来て初めて褒めてあげるべきです。
数年間、利用が全くゼロでも、もちろんプロバイダは何も言ってこない。
高齢者にネット通信を勧める家電量販店の営業さんの戦略も見えてきます。。。
ということで、若者ではないが中年の息子が解約に乗り出しました。。。
ところが。。。
これが結構難しい。。。。
まず、おじいちゃんのプロバイダのIDからPWまで全く分からず。。。
もちろん、おじいちゃんも「そんなもの知らん」と言うし。。。
これだけで、既にネットでの解約手順が踏めない!
悩んでると、若者の代表、我が次男坊が調べてくれると言う。
しばらくたつと、「IDがわかったよ!」っと!
どうも、まずはおじいちゃんのPCからメールに入り(当時はセキュリティが掛かってなかった?)、メールの中からプロバイダからの連絡の履歴を見つけ、IDが判明。
PWは「忘れた時は」の手順で、誕生日やら何やらで再発行。
これでIDとPWは手に入れることができました。
(おじいちゃんの許可を得ているので「なりすまし」ではありません)
ようやくネットで解約のプロセスに入るも、どこに行っても行きつくところは「こちらのサービスセンターへお電話を」と。。。
では、そこに記載されたサービスセンターへ電話すると、自動案内をいくつか経由して、かなり深く行った先で「解約手続きはネットでお願いしますと」。。。
おーい、どっちやねん!
とにかく、どこへ電話しても、当時はオペレーターに繋がらず、途方にくれました。。
PC購入時に簡単に加入するものの、解約は至難の業だったんです。
「行きはよいよい帰りは恐い」ってやつです。
これって自分の時も厳しいんだろうなっと考えることしばしば。
当時、ちょうどソフトバンクが光通信に進出したばかりで、大量の顧客対応が必要になり、ベテランオペレーター不足だったのでしょうか。。。
私自身、Wifi設置でトラブルにあった時は、オペレータに繋がるのに30分以上、繋がったオペレーターがまたとっても未熟で。。。クレームが解決出来ずと。。。さんざんな目の繰り返しでした。。。
ということで、おじいちゃんのプロバイダ解約。途方に暮れてると、ふと「消費生活センター」という存在を思い出し。。。
電話してみた。
親切なおばちゃんにすぐに電話が繋がり、フムフムと「解約できない可哀そうなおじいちゃん」の実情をしっかり受け止めてくれ、「年寄りの解約を恣意的に阻害する大きな問題事項」として消費センターから直接、プロバイダに相談してくれることになりました。
1週間もしないうちに、消費センターから折り返しの電話があり、「Faxで対応してくれることになりました」と。「おいおい、最初からネットにこういうおじいちゃん用にFaxをダウンロードをさせろよ!」っという怒りの気持ちを思いっきり抑えつつ、Fax用紙を頂いたのでした。
それにしても「消費センター」の力って凄い!
もしかして、当時、同じようなクレームが多かったのかなぁ??
ということで、みなさん、元気だったおじいちゃんがネットなどで浮かれてた経緯がある場合は、利用できなくなっているのに契約が長期間継続していないか直ぐにチェック!
PCを破棄してiPhoneに切り替えた、そこのおじいちゃん、おばあちゃん!
ちゃんとPCのサービスプロバイダの契約は解約しましたか??
解約してないと、ずーーーーーっと基本料金が銀行あるいはカードから引き落とされてますよ!
カードの明細や銀行の引き落とし記録を見ればすぐにわかりますから、要チェック!
この経験で、いかに休眠ネット契約(プロバイダやWifi、他にもいろいろ)でこの業界が儲かっているのかがはっきりと見て取れました。。。
契約したんだから自業自得ですが、高齢化社会、こんなルールでいいのでしょうか?
やくざの「みかじめ料」ではないですが、少額でも裾野が広ければ、プロバイダはボロ儲けですね。。。