おじいちゃん介護のお手紙メモリー

おじいちゃん介護のお手紙メモリー

数年間に渡る父の介護が、父の死去とともに終わり早1年、いろいろあった出来事をイラスト・レターにしたため、介護に協力してくれた3人の子供たちにちょっとずつ送ることにしました。ただ送ってももったいないので、ブログに記録し、同じような介護生活を過ごしている方々に紹介しようと思いました。いつまで続くか、どこまで書けるかわかりませんが、笑いあり、苦労あり、涙ありの介護生活をどうぞご覧ください。

帯状疱疹11 朝、5日ぶりのシャワーだ!

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エピソード11

入院3日目。前の週に熱っぽくて会社を休んでから5日目です。

 

その間、当然のことながらお風呂に入らず。。。

 

下着はもちろん毎日変えてますし、濡れタオルで身体も拭いてましたが、頭はベタベタだし、やっぱり身体も石鹸ですっきりしたい!

 

ということで、ようやく入浴が許可されました。

 

病棟には、シャワーですが、フロアに1か所設けられています。

 

隔離患者である私は、「朝の清掃直前に入って下さい」とのこと。。。

 

せっかくうまく入った留置針を丁寧に包帯で固定してビニールを被せて、濡れないようにします。なるほど、この手があったか!

 

「シャワー楽しみ」っと、意気揚々とかみさんが用意してくれたお風呂セットを見ると、ちっちゃなボディーソープとボディ―ローションにでっかいコンディショナー!!

 

「おーい、シャンプーがないやん~!」

 

仕方が無いのでちっちゃいボディ―ソープで髪を洗って、でっかいコンディショナーで髪をサラサラに。

 

「あーっ、気持ち良かった!」

 

熱も下がり、目の腫れもみるみる良くなっていき、身体の調子も良くなっていったので、シャワーが本当に幸せだった!

 

自力で身体を綺麗にできることのなんと幸せな。。。
痒いとことに手が届く!

 

この病棟にはお風呂に入れないような重篤の患者さんも多く、私の帯状疱疹なんて髄膜炎にもならなかったし全然軽傷。。。

 

おじいちゃん(父)も、もう一人ではお風呂には入れない何だなぁ~っとつくづく気の毒に思います。。。

 

痒いところに手が届いてないんだろうな。。。
ヘルパーさん側の効率で身体を洗うのだろうしね。
いたしかたなし。。。

 

自分で身体を洗える幸せを、しみじみと噛みしめるのでした。。。

でも本当は。。。

 

 

「湯船に入りたーーい!」